不妊の原因と対策

妊活・不妊治療で使う用語(2)

子宮筋腫
子宮の筋肉にできる良性の腫瘍(こぶ)です。筋腫は、子宮を作っている筋肉「平滑筋」の細胞が増えることでできます。初潮前や閉経後の子宮には、子宮筋腫が発現していないため、女性ホルモンであるエストロゲンが原因に関わっているのではないかと考えられています。
子宮筋腫は良性の腫瘍なので、生命を脅かすものではありません。放置していると10kgを超えるような大きさまでになることもあります。子宮内膜にできる粘膜下筋腫と筋層内の筋腫は不妊の原因になりやすい。
子宮内膜症
原因不明の不妊症のうち、半分は子宮内膜症によるものとさえいわれています。不妊症の診察にいって、子宮内膜症が発見されることも多い。子宮内膜とよく似た組織が、卵巣や卵管など子宮以外の場所で、エストロゲンの作用によって増殖と剥離を繰り返す症状。進行して卵巣の中で子宮内膜症が増殖した場合には、卵巣の内部がチョコレート色の血液でいっぱいになるチョコレートのう腫になります。 さらに癒着が、卵管や卵巣、子宮だけではなく、膀胱や直腸、小腸など骨盤の中にある臓器全体に広がっていくと、月経時以外でも腰痛や下腹部の痛みがひどくなり、日常の生活にも支障をきたすようになります。子宮内膜症は、エストロゲンという女性ホルモンの影響で起こる病気なのでエストロゲンの働きを抑えてしまうのがホルモン療法も用いられます
腹腔鏡手術では、卵巣のチョコレートのう腫も、卵巣を残してのう腫だけを摘出することが可能になっています。開腹手術に比べて体の負担が少なく、回復が早いことが利点です。ただ、ふつうの手術でも腹腔鏡手術でも、卵巣や子宮を残せば再発の危険性は残されます。
子宮卵管造影(HSG)
子宮腔内に造影剤を注入し、子宮内部や卵管に異常がないか、主に卵管の通りが良いかをX線で撮影する検査です。両方の卵管が閉塞していれば、通常の夫婦生活はもとより、人工授精を行っても妊娠できません。不妊検査では比較的初期に行われ、軽度の癒着ははがれてしまうともいわれ、通りが少し悪いような程度であれば、検査の後に妊娠する場合が多々あり、検査後3~6ヶ月を妊娠しやすい時期・ゴールデンタイムと言うこともあります。
射精不全
男性の性機能障害(勃起不全・成功障害・射精不全)のうちの1つで、挿入は出来ても途中で柔らかくなってしまうなどで女性の膣内に射精できない状態。中折れや遅漏ともいわれます。射精不全は思春期のマスターベーションによる影響や精神的な要因が大きいとされます。加齢による性欲の減少も影響しています。強いマスターベーションをやってきた場合は、行動療法で徐々に弱い刺激で射精できるように訓練したり、ヨヒンビンなどの薬物治療やEDとの関連がある場合はED治療薬を使用する場合もあります。
習慣流産
妊娠が成立したあと,続けて流産を3回以上の流産を繰り返す場合の事をいいます。2回流産を繰り返した場合は、不育症や反復流産とし治療の対象となる場合もあります。
流産を起こした原因を調べると,7割~8割が偶発的な染色体異常が原因で,育ちようがなかった場合のようです。しかし何回も繰り返す習慣流産の場合には,全てが偶発的な染色体異常であるとはいえないケースもあるようですが判断は非常に難しいとされています。
受精
精子と卵子と結びつくこと。男性から女性の膣内に射精された沢山の精子が、子宮口から子宮頸管→子宮→卵管と進んでいき、自然淘汰されながら卵子の細胞膜と透明帯を溶かして、排卵された卵子と最初に結びついた精子1個で受精卵となります。
一般的には、性交により女性の膣内に射精された数億個の精子は、受精までの過程で約99%は死滅し、卵管内に到達できる精子は100~200個とされています。あくまで数字上の事で鵜が排卵日に性交しても、1回あたりに卵子と精子が受精する確率は10~20%となります。
女性ホルモン
女性ホルモン(じょせいほるもん)とは、性ホルモンのうち、女性の卵巣でつくられるエストロゲン(卵胞ホルモン)と黄体でつくられるプロゲステロン(黄体ホルモン)の総称である。
人工授精(AIH)
排卵日に精子を直接、子宮内に注入器で注入する方法です。一般的にはタイミング療法で妊娠しなかった場合に、次のステップとして考えられています。精子を排卵日の当日朝に採取し洗浄、濃縮し良好な精子を子宮に注入します。人工授精にはスイムアップ法、遠心分離法、精液静置法やパーコール法、精子洗浄濃縮法などがありますが、スイムアップ法が多くの病院で使われているようです。遠心分離法で選ばれた精子に培養液を加えて、上澄みに浮遊した良好な精子を採取する方法のスイムアップ法では精子の運動率を高める効果がありますが、精子の総数を減らしてしまうという欠点もあります。
精液検査
不妊の原因は男性にあることも多く、性機能障害や精子、精液の検査をすることもあります。精液検査には精液量、精子濃度、運動率、運動の質、精子の形態などを調べる一般精液検査と、さらに詳しく調べる特殊な精液検査があります。
特殊な精子機能検査は、一般精液検査で問題があった場合などに、アクロビーズテスト、精子膨化試験、精子生存試験、抗精子抗体検査などを受ける事があります。
一般の精液検査は、泌尿器科や男性不妊クリニックなどでの採取室で行います。3日前後の禁欲期間の後に、マスターベーションで精液を採取します。病院、クリニック以外でも自宅で採取して、20~30度に保った状態で2時間以内にクリニックで検査すれば同様の結果が得られることが多いと言われています。
しかし、男性の精液は体調などによって大きな差異が出る事も多いので、数値の結果が一度悪くても、再度検査をしたら問題ない数値となることもあります。
精索静脈瘤
男性の睾丸上部に流れる静脈の異常肥大(こぶ)で、精子異常、精巣萎縮につながる。
男性の15%、男性不妊患者の20~40%に精索静脈瘤が認められ、古くから男性不妊の原因となる病気して知られています。
精索静脈瘤の98%は左側の陰嚢に発症し、自覚症状は陰嚢部の重圧感、不快感、鈍痛、陰嚢上部がミミズ腫れ・怒張・鬱血など。
精索静脈瘤は、睾丸上部に流れる静脈の血流障害でこぶができ、睾丸温度の上昇を引き起こし、精子を作る働きに悪影響をおよぼすといわれています。エコーで陰嚢の状態を確認した上で、医師が手で睾丸を触って診断が行われ、手術を行なうことで所見が改善される傾向がありますが、症例が変わらなかったという報告もあります。
精子無力症
精液検査で、複数回検査しても精子の運動率が低い状態で特に50%未満の場合、精子無力症と診断されます。WHOが2010年に改訂した精液所見の基準値では、精子の運動率は総運動率40%以上、前進運動精子32%以上とされています。自然妊娠しやすい精子濃度は1mlあたり4,000万個以上、総運動率は50%以上とされています。精子は、鞭毛を動かし前進すますので、運動率の低さ、高速で前進して泳ぐ元気の良い精子の割合が低いと、妊娠しにくくなります。
先天的な原因の他、前立腺炎やおたふく風邪による精巣炎、高熱、精索静脈瘤、などが原因になっているケースもあります。また長期間の禁欲も精子の運動率を低下させます。
精子の運動率の改善が確実に望めるような効果的な治療法はありません。総運動率50%前後の軽度の精子無力症の場合、八味地黄丸、補中益気湯といった漢方やLカルニチン製剤、コエンザイムQ10などを用いた非ホルモン療法を試みながら定期的に精液検査を行い、改善しているかどうか様子をみる場合もあります。
明確な原因のない、中度や重度の精子無力症の場合には顕微授精(ICSI)は、有力な受精方法と言われています。
生殖補助医療技術(ART)
生殖補助医療(ART)は、(IVF)や顕微授精(ICSI)はじめとする、近年進歩した新たな不妊治療法で、生殖医療技術、高度生殖医療、生殖補助医療と呼ばれることもあります。
代表的なものでは、体外受精・胚移植(IVF-ET)は、未受精卵を体外に取り出し、精子と共存させる(媒精)受精卵を、数日間培養した後に、子宮に移植します。(胚移植)。
体外受精では受精が起こらない男性不妊の治療のため、卵子の中に細い針を用いて、精子を1匹だけ人工的に入れる。
セカンドオピニオン
直訳では第二の意見という意味ですが、治療の進行状況、次の段階の治療選択などについて、主治医とは違う医療機関の医師に「第2の意見」を求めることです。
がんや心臓病のように治療法が、日進月歩している領域では、治療法の選択肢が多岐にわたるため、専門家でさえどのような治療法にしたらその患者にとって一番いいのか、判断に困り他の医師に意見を求めることもあります。
不妊治療は、地域によって専門家も少ない場合もあり現状難しい面もありますが、医師によって治療方針が異なる場合もあります。セカンドオピニオンで治療の選択が広がる場合もあります。インフォームド・コンセント(説明と同意)を認識している医師は治療法を決定するのは患者や家族であることを十分に認識しているので、セカンドオピニオンにも理解があるとされます。
染色体異常
染色体とは、遺伝子情報が詰まった細胞の核ひとつひとつにあるもので、個々で異なります。通常23対46本あります。染色体異常は、ダウン症と呼ばれる21トリソミー(21番染色体が3本ある)、トリソミー(重複、3本組)、モノソミー(欠失)などの種類があります。妊娠の初期段階で着床が安定せずに起こる化学流産の原因ともされています。ダウン症は生存率の高い染色体異常ですが、染色体異常の多くは妊娠が継続できずに流れてしまいます。染色体異常は親から引き継いだものは少なく、生殖細胞の発生か受精卵発生の過程で生じることが多いと考えられています。母親が出産する年齢が上がるとともに21トリソミー発生リスクもあがり、30歳で1/952、35歳で1/400、40歳で1/106、45歳で1/30とのデータもあります。しかし染色体異常が起こる原因はわかっていません。
習慣流産の場合は3~8%に染色体異常が認められるというデータがありますが、一部ではその予防も可能が性的されていますが、治療法は、はっきりしたものがありません。
造精機能障害
精液中の精子の濃度が低い乏精子症、精液中に精子が存在しない無精子症、精子の運動率が50%未満と低い精子無力症など、精巣内で精子を造る機能に障害があるばあいをいいます。男性不妊の原因の約80%~90%は、造精機能障害ですが、その半分以上が原因不明です。原因が分かっている中で最も頻度が高い精索静脈瘤で36%程です。
造精機能障害はその半数以上が原因不明で確立された予防法は少ないですが、喫煙や慢性的なアルコール摂取、サウナなどの高温環境が造精機能に悪影響を及ぼします。
又、男性不妊の専門医でも意見が分かれるところですが、精子濃度が1mlあたり300~500万個の場合、人工授精が可能と言われています。それ以下の場合でも生きている精子があれば顕微授精で妊娠出来る可能性があります。また、射精した精子の中に精子がいないなど無精子症と診断されても、精巣内の精子を取り出して顕微授精を行う事で妊娠が可能になっています。
また、乏精子症では薬物療法として、ビタミンB12(メチコバール)、 ビタミンE(ユベラ)、ビタミンC(シナール)、補中益気湯、八味地黄丸、牛車腎気丸、カリクレイン、コエンザイムQ10、亜鉛が有効な場合もありますが、すべての乏精子症に有効とは言いがたいのが現状です。
体外受精(IVF-ET)
女性の卵巣から採取した卵子と男性の精子を体外の培養器内で受精させる方法。両側卵管閉塞や重度男性不妊などの一般治療で妊娠が難しい場合、一般不妊治療(タイミング法、人工授精)を続けても妊娠しない時に体外受精にステップアップするケースが多いようです。膣から卵巣に針を刺して体外へ採り出した卵子に、精子をふりかけて受精させ、この受精卵を培養し、子宮内に戻す治療法で高度生殖補助医療(ART:Assisted Reproductive Technology)のひとつです。体外受精の成功率は、産婦人科学会の報告では25%前後となっています。が実施する施設で技術や設備によって違いがあり、確率は大きな開きがあります。費用は30~70万と高額で施設や内容によって大きく異なりますし健康保険が利きません。最近では行政からの補助金なども一部あります。
タイミング法
医療介入度が最も低い妊活、不妊治療のファーストステップともされるタイミング法。
正確に予測された排卵日に合わせて夫婦生活を持ち、妊娠を期待する方法。
基礎体温を参考に自分でタイミングを図る方法だけでなく、実際には正確な排卵日はつかめない事も多く、超音波検査やホルモン検査などを参考に、医師が排卵日を推測、指定された日にセックスを行うタイミング指導もあります。この場合、超音波検査で卵胞のサイズを測ったり、排卵検査薬(尿中LH検査薬)や排卵誘発剤を使用する場合もあります。その後ヒューナーテストや黄体ホルモンの分泌量を血液検査で調べたり、超音波検査で子宮内膜の厚さが十分かどうかもチェックするなど自力と違い、医師が行うタイミング指導は排卵の前から後まで細かくサポートがあり、医師にタイミング指導(排卵日の指定)をしてもらう事で妊娠する人は少なくありません。一方でタイミング法では男性側の心理面で難しい面も指摘されています。
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)
卵巣に起こる排卵障害の一種で、卵巣の被膜が硬く、卵胞が発育するのに時間がかかり排卵が困難になる症状です。簡単にいうと卵巣の中に、排卵できなかった未熟な卵がたくさん残ってしまう病気です。不随して起こる症状であるプロゲステロン(排卵促進、卵胞の黄体化促進)の分泌低下とアンドロゲン(男性ホルモン)の分泌増加により、子宮体癌を発生させるリスクを高めるとも言われています。
月経に問題があると分かった時点で、早めに婦人科への受診を行う必要があります。
多嚢胞性卵巣は様々な原因があり、肥満を伴わないPCOSは日本女性の26%を占めますが、はっきりとは解明はされていません。現在、内分泌異常、卵巣の形態的変化、副腎の問題、遺伝子説、あるいは糖代謝の異常などが考えられています。クロミフェン、HCG-FSH療法やホルモンを投与、腹腔鏡下卵巣焼灼術という外科的治療法などがありますが、根本的な治療は確立されておりませんがIVMなど研究が進んでいます。
男性不妊
男性不妊は、不妊の原因が男性によるもので、WHOによる統計では、男性のみに不妊の原因ある場合が24%、男女ともが24%、不明が11%と報告されており、約48%前後が男性原因と分かった。
精液中の精子の濃度が低い乏精子症、精液中に精子が存在しない無精子症、精子の運動率が50%未満と低い精子無力症などの造精機能障害の他、何らかの原因により性行為もしくは射精が不能で女性の内性器に精液を送ることができない性機能障害も男性不妊に原因となる。
男性不妊を調べる精液検査では、精子の量や運動率などを調べることで、自然妊娠が可能か人工授精や顕微授精などが最適化を判断していきます。ただし精子はストレスや食生活など日常生活の影響を大きく受けますので、検査は数回行う事が多いです。
着床障害
受精後に受精卵が子宮に着床できない状態。着床したものの長続きせずに流産してしまった化学流産も着床障害とされます。
体外受精や顕微授精で良質な受精卵を複数回子宮に戻しても妊娠できない場合も、着床障害の可能性があります。着床障害の原因ははっきり解明されていない部分もありますが、ホルモンバランスの乱れや、子宮筋腫、子宮内膜ポリープ、黄体機能不全、子宮内膜癒着など子宮の病気が原因の場合があります。子宮に問題が見つからなかった場合は、受精卵が染色体異常などの問題を抱えている可能性も含めて検査を続けることになります。
チョコレート嚢腫
卵巣チョコレート嚢胞や子宮内膜症性卵巣嚢胞と呼ばれることもある、卵巣の中に嚢胞ができて、古くなった子宮内膜が溜まっていく病気です。
小さいものは、低用量ピル、やジエノゲスト等のホルモン療法で対処し様子をみる場合もありますが、5cm以上の場合、開腹手術や腹腔鏡手術を行います。いずれの手術においても卵巣ごと摘出する全摘術と、嚢胞だけを摘出して卵巣実質を残す核出術がありますが、妊娠を望む場合は、腹腔鏡手術となるようです。
子宮内膜症は、月経が来る毎に月経痛が悪化したり、それ以外でも下腹部痛や腰痛、骨盤痛などが慢性的に現れたり、性交時や排便時に痛みを感じたりとします。チョコレート脳腫は他の部位にできる子宮内膜症よりも痛みが強いといわれています。
テストステロン
アンドロゲンに属するステロイドホルモンで、男性ホルモンの一種で精巣から分泌され、骨や筋肉の強化や維持をはじめ、血液をつくる働き、動脈硬化の予防、元気な精子を作るのに重要な働きをします。下垂体から分泌される性腺刺激ホルモンと視床下部から分泌される黄体形成ホルモンにより調節されます。
女性も副腎や卵巣でテストステロンを分泌していて、血中テストステロン値で比べると、男性の5~10%です。
PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)の女性は、テストステロンが過剰分泌されてしまい「高アンドロゲン血症」となり排卵障害の原因となることがあります。
女性の性欲障害に関する研究で、性交時に血中濃度のピークを迎えるよう、あらかじめ性交の数時間前にテストステロンを単回投与した女性の性的感覚や性欲が有意に上昇したというデータがあり、女性向けバイアグラと話題になった海外の薬剤は、女性向けテストステロン製剤のようです。
凍結胚移植
体外受精や顕微授精では、受精卵を培養して子宮に戻す「胚移植」が行われますが、胚移植の方法には「新鮮胚移植」と「凍結胚移植」の2つがあります。凍結胚移植は、体外受精で出来た良好な受精卵(胚)を凍結保存して移植する方法。
排卵誘発を行った周期は誘発剤の影響で、子宮内膜が薄かったり、卵巣が腫れていたり子宮が移植に適さない状態である場合が多いです。
胚を一旦凍結すれば、短くても1か月は子宮を休ませることができ、採卵周期移植に比べて凍結胚移植は着床率が高くなり、流産率も低くなるとされています。
胚移植(ET)
体外受精で(IVF)で受精卵(胚)を子宮内に移植すること。
受精卵は胚と呼ばれ、細胞分裂を始めます。3日程で4細胞くらいになり、状態よってG1からG5のグレードにわけられ、子宮内に移植します。
胚移植から2週間後前後で結果がわかります。胚移植は、採卵3~5日後に経膣的に子宮内へ移植する方法が一般的ですが、凍結胚移植といった方法などがあります。
配偶子卵管内移植(GIFT)
腹腔鏡でカテーテルを操作して卵子と精子を受精前の状態で卵管采から注入する治療法です。卵子と精子が自然な環境に近い卵管内で受精するため、体外受精に比べやや妊娠率が高いといわれていますが、受精を確認できないデメリットもあります。腹腔鏡を用いた不妊治療法としては、他にもZIFT (接合子卵管内移植)があります。
GIFT(配偶子卵管内移植)が卵子や精子を卵管内に戻すのに対して、ZIFT (接合子卵管内移植)は、受精卵を卵管内に戻すという違いがあります。
排卵障害
排卵が規則正しく行なわれていない状態の事で、無月経や生理不順など、女性不妊の原因の約3割が排卵障害といわれています。ホルモン環境や卵胞、卵巣など原因は様々です。
ストレスといった心因性の原因や多嚢胞性卵巣症候群、高プロラクチンも排卵障害の要因です。
病院やクリニックでは、排卵誘発剤でクロミッドなどを処方することが多いようですが、重度の場合、クロミッドなどでは排卵が出来ないことも多く、HMGという注射での治療が選択されることもあります。
その他、太りすぎ、痩せすぎが原因で排卵障害になる事もあるので、生活習慣の改善が必要です。ダイエットでストレスを溜めたり、栄養バランスが崩れたりしないよう考えた食事を心がけるようにしましょう。
ホルモンバランスの改善や自律神経の乱れの解消、血流や気の流れの改善などには漢方やサプリもよく使われています。
胚盤胞移植(BT)
体外受精の方法の1つで、受精卵を5~6日ほど培養して、胚盤胞まで成長させた後に子宮に移植する方法です。初期胚移植より、受精卵が成長した段階になっているので着床しやすいというメリットがあります。初期胚移植で着床できなかった場合に、胚盤胞移植へと進むことになりますが、費用が高いデメリットあります。
排卵誘発剤
卵胞を育て卵巣を刺激して排卵を起こさせる薬で、クロミッドという商品名が知られています。経口薬の排卵誘発剤は他にも、セロフェン、オリフェン、フェミロンが良く使用されます。これらの排卵誘発率は70~80%前後です。一方、子宮内膜が薄くなる、頸管粘液が減少するなどの副作用もあるので、排卵誘発率の服用中は慎重に検討する必要があります。経口の排卵誘発剤で効果が見られないときに、HMG注射薬に移行するのが一般的ですが、卵巣が過剰に刺激されることで卵巣が腫れて、お腹の張りや腹水、胸水、呼吸がしづらさなどの卵巣過剰刺激症候群(OHSS)が出ることがあります。軽症の場合は安静でよくなることもありますが、重症になると入院して治療が必要になります。
排卵誘発剤では、多胎妊娠も心配されますが、その確率は、クロミッドなど排卵誘発剤時で5%以下、HMG注射による排卵誘発時で、20%程度といわれます。
不育症
妊娠は可能だけど、流産、死産や新生児死亡などを繰り返してしまうことです。
 妊娠22週未満で3回以上流産する習慣流産はと同じような意味ですが、妊娠22週以降の死産や生後1週間以内の新生児死亡は含まれません。不育症はより広い意味で用いられています。
厚生労働省による不育症の研究データでは、子宮の形が悪い子宮形態異常が7.8%、甲状腺の異常が6.8%、両親のどちらかの染色体異常が4.6%、抗リン脂質抗体症候群が10.2%、凝固因子異常として第XII因子欠乏症が7.2%、プロテインS欠乏症が7.4%とされています。しかし流産・死産の原因になっているかは、未だ研究段階です。
フーナーテスト
性交後12時間以内に子宮頚管の粘液内にある精子の状態を確認するための検査です。不妊治療や検査の中の比較的初期に実施される検査です。粘液中に精子がいない場合、無精子症や抗精子抗体、子宮頚管炎、射精障害などが疑われることもあります。
閉塞性無精子症(OA)
無精子症には、閉塞性無精子症と非閉塞性無精子症があり、閉塞性無精子症は精子の造成過程には問題はないものの、射精までの通過経路に障害がある場合で無精子症のうち20%前後が該当します。非閉塞性無精子症は、精子が作られていない状態です。
精液検査や泌尿器科での触診やホルモン検査で閉塞性無精子症と診断されても、精路再建手術や精子の成熟停止でさえなければ精巣内もしくは精巣上体から精子を採取し、顕微授精(ICSI)で妊娠も期待できます。
乏精子症
精液検査やフーナーテストで、精液中の精子濃度が低い状態で、1mlの基準は1500万以下の場合を乏精子症とされ、男性不妊の大きな原因の一つです。
  • 軽度・・・1,500万個以下
  • 中等度・・・1,000万個以下
  • 重度・・・5,00万個以下
精子の数は環境や体調により変わるので、1回の診断では判断できず、何度か検査しますが精子濃度1500万/ml以下の場合に、乏精子症と診断されます。
原因には、精索静脈瘤、おたふく風邪による精巣炎、ホルモン分泌異常(LH、FSH)、染色体異常、喫煙などの生活習慣などがあげられますが、原因不明のケースも多いです。
高度乏精子症では顕微授精になりますが、人工授精や薬物療法で改善する場合があり、ビタミンB12(メチコバール)、 ビタミンE(ユベラ)、ビタミンC(シナール)、補中益気湯、八味地黄丸、牛車腎気丸、カリクレイン、コエンザイムQ10、亜鉛が有効な場合もありますが、すべての乏精子症に有効とは言いがたいのが現状です。
勃起不全(ED)
性交障害、射精障害とおなじく性交が出来ない性機能障害の代表が勃起不全。
完全に勃起出来ない状態だけなく、勃起するのに時間が掛かってしまう状態や勃起はするけれど、持続することが困難な場合もEDとされます。
満足いく性交が出来ないことで男性不妊の原因にもなります。
EDの割合は40代で20%、50代で40%と決して珍しい病気ではありませんし、最近はストレスが原因で20代、30代の男性も増加しています。通常の勃起は、視覚や触覚などの五感で性的刺激を受け、脳から神経を介して陰茎に伝わると、陰茎海綿体(いんけいかいめんたい)の動脈が大きく拡がり血液が流れ込みます。しかし動脈硬化で血管に障害がある場合には、陰茎海綿体(いんけいかいめんたい)の動脈が拡がらないため、十分な量の血液が流れ込まず、EDとなります。糖尿病、高血圧、脂質異常症などの生活習慣病にかかると、EDになるリスクが高くなります。
妊活や不妊治療においては心因性のEDになる事も指摘されています。
卵管障害
卵管が詰まった状態を卵管閉塞、細く狭くなる状態を卵管狭窄といい、卵子が精子と受精できない状態の卵管の障害。 卵管は、卵巣から子宮に伸びる1mm前後の細い管なので卵管障害では、受精卵が子宮にたどり着いて着床できないため、治療しないと妊娠することが難しくなります。骨盤腹膜炎、穿孔性虫垂炎、子宮内膜症、子宮外妊娠、クラミジアが原因菌となっているケースが多い卵管造影検査を受けて、初めて卵管障害に気づく方が多いようです。卵管機能を回復させるための卵管形成手術として、顕微鏡下手術(マイクロサージャリー)や腹腔鏡下手術(ラパロスコピー)、卵管鏡下手術(FT)などの治療法で卵管が回復すれば、人工授精や自然妊娠も可能となります。左右の卵管に詰まりの症状がある場合、体外受精を検討する場合もあります。
卵子
精子と結びつき、様々な過程を経て赤ちゃんに育つ卵のことです。卵子は非常に特殊な細胞で、1人の女性が排卵される卵は月に1個、生涯で400~500個といわれています。
卵子を育てる袋(卵胞)には、原始卵胞というものがあり、女性は生まれる時に原始卵胞を卵巣に約200万個蓄えていますが、月経のはじまる思春期頃には、約170万個から180万個が自然に消滅し、妊娠を考える齢の頃には約20~30万個まで減少します。
思春期以降も1カ月に1,000個くらい減り、毎日何十個も減っています。
卵子の寿命は精子よりも短く、排卵後12時間~36時間と言われ、加齢やストレスで卵子が老化していれば寿命は短くなります。卵子が老化して寿命が短くなると、精子が元気であっても受精や着床する確率が低下します。
卵子の老化については研究が進められ、ストレスが良くないことも分かっていますが、老化卵子の核を若い卵子の細胞質内に移植する治療法である卵細胞質置換などの研究も進んでいます。
卵巣過剰刺激症候群(OHSS)
排卵誘発で過剰に卵胞が刺激されることが原因で、卵巣が膨れ腹水や、ときに胸水などの症状が起こることをOHSS(卵巣過剰刺激症候群)と呼びます。
経口剤のクロミフェン療法で発症することは少ないようですが、PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)のhMG-hCG注射療法ではOHSSや多胎妊娠の発症頻度が10%程度と高くなるほかにも、多胎妊娠が30%程度と言われます。特に痩せ型の人や若い人も発症リスクが高いようです。排卵誘発剤は妊娠率を高めるために使用されますが、副作用があることを治療前からきちんと知っておくことが大切です。
卵胞
卵胞は女性の卵巣の中に入っている卵子が入っている袋状のものです。思春期の頃になると、卵胞刺激ホルモン(FSH)によって1つの卵胞が成熟され(主席卵胞)、黄体化ホルモン(LH)が急激に分泌されるLHサージから24~36時間ほどで主席卵胞が2センチ程度の大きさになるころに排卵します。月経の度に毎月約1,000個の卵胞が減少していきますが、10個前後が成長して、最も成長した1個の卵胞だけが排卵します。
卵胞刺激ホルモン(FSH)
脳下垂体前葉から分泌されて卵巣を刺激し、卵胞を育てる女性ホルモン。
卵巣を刺激して卵胞を成熟させる働きをする女性ホルモン。月経開始ころからFSHが脳下垂体から分泌されることがきっかけで、卵巣内の卵胞が成長していきます。
卵巣は加齢にともない老化します。卵巣年齢が若い場合、FSHの刺激で十分に卵胞が育ち成熟しますが、卵巣の反応性が低い老化した卵巣では常に大量のFSHで卵巣を刺激しないと卵胞が育たず成熟しません。生理周期2~3日目のFSH値は、その人の卵巣の働きが良いか悪いかを知る目安となります。
卵胞の排卵段階になると、同じく脳下垂体から分泌されるLH(黄体化ホルモン)が大量に分泌されてLHサージが起こり、卵子が排卵されます。
リコンビナントFSH(rFSH)
リコンビナントとよばれるバイオ技術を活用して製造された尿由来ではない100%純粋な排卵誘発剤。「フォリスチム」「ゴナールF」は保険適応。クロミッド等組み合わせて使用されることも多い。自己注射も認められている。
従来のhMG製剤やFSH製剤であるゴナピュール、フォリルモンは、安価な反面、FSHが高濃度となっている閉経後の女性の尿から精製されているので、不純物やロット間でのばらつきがあるというデメリットがあった。

大人の青汁 商品一覧

ママになりたいを応援します♪便利でお得な毎月お届けコース 出来る妊活毎月お届けコース。毎月先着200名様限定、特別キャンペーン実施中!!おかげさまで累計販売数60万袋突破!!※2017年11月時点 夫婦で一緒に妊活できる。大人の青汁シトルシン桑抹茶1箱60袋入り 毎月お届けコース初回4,500円(税別)、2回目以降6,800円(税別) 毎月先着200名様限定キャンペーン価格で今すぐ申し込む
  • ※定期最低購入回数:5回【総額:31,700円|ペアセット:58,000円】(税別)
  • ※定期お届け便は、30日または60日ごとに自動的にお届けするコースとなります。
  • ※初めての方にも安心してご利用いただける30日間安心返金保証
  • ※ゆうパック配送、代金引換をご希望の場合、別途料金が必要です。
  • 二人で始める夫婦ペアセット定期コース
  • 大人の青汁1箱、単品でのお申込み
お得なまとめ買いセット、大人の青汁3箱セットを申し込む まずは試してみたいという方に 大人の青汁お試しパック(1パック20袋入り)お一人様2パックまで、3000円(税込) お試しパックを申し込む

カートを見る
会員ページへログイン
お得な会員登録はコチラ

会員情報の確認・変更、会員ID・パスワードを忘れた場合、定期コースお届け状況など各種操作については下記URLをご確認ください。
会員専用ページ(マイページ)での各種操作方法

カレンダー
  • 今日
  • お休み

■ネットでのご注文・お問い合わせを365日24時間承ることができます。
※土曜日、日祝祭日はお休みを頂いております、お問合せ・ご注文対応・商品発送業務は翌営業日の対応となりますので、ご了承下さい。
■お電話での対応は、平日は10時~18時まで、土曜・日曜・祝日は12時~17時までの受付となります。

大人の青汁サイト一覧
お電話でのご注文
フリーダイヤル 携帯・スマホOK 0120-919-767(受付時間/平日10時~19時、土日祝12時~17時)
FAXでのご注文
092-418-1829(24時間受付)
ポイントについて
会員登録をいただきますと、お買い上げ頂いた価格に対してポイントを発行させていただきます。
1ポイント1円にて次回のお買い物の際、ご利用いただけます。
定期コースご利用のお客様で、ポイント利用をご希望の方は、メールまたはお電話にてお承りいたします。

妊活コラム

ページトップへ