不妊の原因と対策

妊活・不妊治療で使う用語(1)

アシステッドハッチング(AHA)
体外受精で使われる着床率の向上を期待する方法。
体外受精で、グレードのいい胚を移植してもなかなか着床しない場合に行われます。
通常、受精した胚は細胞分裂が進み、透明帯からハッチングし、子宮内膜に着床します。その透明帯は胚の体外培養や凍結融解、あるいは加齢によって硬化する事もあるので。受精卵の表面に穴を開けたり薄くしたりして、胚のハッチングを促し、床率の向上を期待します。
アンチミューラリアンホルモン(AMH)
AMHや抗ミュラー管ホルモンといわれる、発育過程にある卵胞から分泌されるホルモン。
血中AMH値で卵巣内にどれぐらい卵の数が残っているか、卵巣予備能の目安となる評価指標で、不妊症治療で注目されてきている。
AMHの数値は卵の数の目安であって、質や順調に育つかは年齢に相関します。卵子の老化は実年齢に比例しますので、同じAMHの値であっても、年齢が高くなればなるほど反応は悪くなります。産まれたばかりのときは200万個の原始卵胞が存在すると言われています。これが思春期には30万個、そして50歳ぐらいの閉経間際には1,000個以下となり卵巣の機能は停止します。
アンドロゲン
テストステロン男性ホルモンの総称。
男性性器の発育、骨格や筋肉の形成、性欲の高ぶり、精子の製造などに深く関わるホルモンです。
男性不妊の治療では、アンドロゲンの中でも精巣で産出される「テストステロン」と呼ばれるホルモンの補充療法が行なわれることがあります。
女性でもアンドロゲンが過剰に分泌されることがあり、COS(多嚢胞性卵巣症候群)など排卵障害を引き起こし不妊原因になることがあります。
アクロビーズテスト
体外受精の際に行われる精子の受精能力を調べる検査の一つです。
受精するために、精子の先体が変形して酵素を放出し、卵の周りにある卵丘細胞や透明帯を破壊して侵入する、先体反応が起きるか否かを調べる検査で精子の受精能力が分かります。
精子の受精能力が乏しい場合には、体外受精を行っても、せっかく採取した卵も受精できない可能性が高くなりますので顕微授精が必要になります。
黄体形成ホルモン(LH)
黄体形成ホルモン(LH)黄体形成ホルモン(LH)は、脳の下垂体から分泌されるホルモンで、卵巣内の卵胞が発育した時に卵胞を排卵させる働きがあります。排卵直前になると急激に大量分泌されます。この現象をLHサージといい卵胞の成熟・排卵・黄体形成に関与し、卵胞刺激ホルモン(FSH)と協力して働きます。
この2つの数値が低いと、卵子の成熟?排卵までのサイクルがうまくいかなくなり、妊娠しづらくなります。
医師によるタイミング法では、LHサージと卵胞の大きさ、子宮内膜の厚さなどで排卵を予測します。排卵時に黄体形成ホルモン(LH)の代用として、ヒト絨毛性ゴナドトロピン(HCG)を注射することがあります。
黄体化非破裂卵胞(LUF)
卵胞は、18~22mmに達すると女性ホルモンの上昇に呼応した黄体形成ホルモンの上昇。いわゆるLHサージによって、卵胞破裂、排卵に至りますが、基礎体温が上昇しても実際は卵胞が破裂していない状態を黄体化非破裂卵胞(LUF)といいます。卵子が残っている状態で卵胞が黄体化してしまい、黄体ホルモンが分泌されるので基礎体温は高温期を示します。排卵が起こっていないので妊娠することはありません。
クラミジア感染や術後癒着、卵巣表層に存在する厚い莢膜細胞層、多嚢胞性卵巣症候群、子宮内膜症性嚢胞などや、LHサージを阻害するような高プロラクチン血症があっても、卵胞は破裂しにくくなりますが、原因不明不妊(機能性不妊)の一因と考えられています。
黄体機能不全
卵巣の中で卵胞が十分に発育すると脳下垂体から卵巣に向けて黄体化ホルモンを分泌します。通常、黄体は子宮に向けて黄体ホルモンを分泌し、子宮内膜を厚くするなどの妊娠の準備を促し妊娠しやすい状態となりますが、黄体機能が不全ですと、子宮内膜の形成が不完全で、着床しにくい、妊娠しても流産しやすいなどの問題が起き、結果的に妊娠しづらくなる場合があり、この状態を黄体機能不全といいます。黄体機能不全には、自覚症状はありませんが、基礎体温をつけると、黄体機能不全が疑われる波形が現れます。
黄体機能不全の治療は、その症状や程度によって異なりますが、基本的な考え方としては、卵胞の発育過程に問題がある卵胞発育不全の場合は、排卵前に「クロミフェン」を服用して卵胞の成熟を促します。黄体期にプロゲステロンなどの黄体ホルモンを補う薬を投与して、黄体機能の維持を図ることもあります。
エストロゲン
エストロゲン(卵胞ホルモン)エストロゲン(卵胞ホルモン)は、主に卵巣から分泌される女性ホルモン。
  • 卵胞の成熟を促進させる
  • 子宮内膜を肥厚させ着床しやすい環境を整える
  • 頸管粘液の分泌を促し、精子の侵入をサポートする。
  • 妊娠中に分泌量が増加し、乳腺を発達させ産後の母乳生成を促す。
妊娠に関して上記の働きをするだけでなく、妊娠や出産に直接関わらない面でも、破骨細胞を減らして骨芽細胞を増やす働きで骨粗しょう症を防いだり、LDLコレステロールの増加を抑え、動脈硬化予防にも働くなど重要な働きをするホルモンです。
植物の中には、エストロゲンと似ている生理作用を持つ植物エストロゲンもあり、大豆などに含まれるイソフラボンは弱いエストロゲン作用から更年期障害や2型糖尿病の改善に効果があるといわれているが、厚生労働省がサプリメントや添加物としてのイソフラボンの過剰な摂取に注意を呼びかけている。
カウフマン療法・ホルモン療法
カウフマン療法は、月経不順や採卵後に、不足しているホルモンを補い、規則的な月経周期、排卵周期を取り戻すために、規則的な月経周期を人為的に作り出して、ホルモン欠落症状が起こらないようにする治療法。通常の低温期に当たる時期に、卵胞ホルモン(エストロゲン)を投与して、高温期に当たる時期に、卵胞ホルモンと黄体ホルモン(プロゲステロン)を投与します。
カリクレイン療法
男性不妊の薬物療法の一種で、精子の造精機能を高めるため代謝改善剤であるカリクレイン錠は1日に3錠から9錠を内服します。カリクレイン剤には血液循環を高める作用があり、精子の運動能力の改善に処方されます。
男性不妊で処方される薬は、カリクレインの他に、酵素剤のATP(アデホス)、コエンザイム Q10(ノイキノン)、ビタミン剤のビタミンB12(メチコバール)、葉酸(フォリアミン)、抗酸化剤のビタミンE(ユベラ)、ビタミンC(シナール)、グルタチオン(タチオン)、微量元素の亜鉛、セレン、カルニチン製剤のLカルニチン、アセチルLカルニチンがあります。その他にも漢方薬では「補中益気湯」「八味地黄丸」「牛車腎気丸」「柴胡加竜骨牡蛎湯」などがよく使われます。
カンジダ膣炎
女性なら誰にでも起きるポピュラーの病気の1つで、かゆみがあり白いチーズのようなおりものが特徴。感染症ですが「性感染症」とは異なり、性行為が全くなくても発症するのが特徴。妊娠、病気や疲労などでカラダの抵抗力が弱まると繁殖して炎症を起こします。
放っておくと外陰部まで炎症が起きることもあります。薬を服用するか膣座薬を入れて治療をすれば簡単に治ります。
基礎体温
女性が一番エネルギーを使っていない、寝ているだけの基礎代謝だけの体温のこと。寝ているときの体温を自力で毎日測定するのは不可能なので、目覚めた後、身体を動かす前の最も安静時の体温を測ります。女性の体温は、病気や重いストレスがあるときなどを除けば、ほぼ0.3~0.5度の間で周期的に変化しています。
基礎体温を毎日測定し記録し、体温の変化を計ることで、排卵の有無や月経の時期、妊娠しやすい時期など、身体の状態を把握することができます。月経周期開始から排卵までは低温相になり、排卵後は高温相をとなります。妊娠すると高温相の状態がずっと続きます。
奇形精子症
奇形精子症とは、精液の中の精子の96%以上で精子の形に異常がある場合をいい男性不妊の原因とされる。精子の奇形率というのは、精子の頭部が変形していたり、小さかったり、とんがっていたり、球形であったり、理想の精子の形と異なっている割合を指している
最近は精子奇形率とは言わず、正常形態精子率(正常な形をした精子の割合と言う意味です)が使われる。
特殊な染色液で射出精液中の精子を染めて形態を観察するクルーガーテストで、正常とされる精子が15%以上あれば自然妊娠も期待できるが、4%未満の場合は奇形精子症と診断される。不妊治療では、正常形態精子が4%未満の奇形精子症の場合、精子を選択し顕微授精(ICSI/イクシー)を行いますが、体外受精(IVF)から試みたり、年齢によっては人工授精(AIH)からスタートしたりすることも。
機能性不妊
夫婦ともに、不妊検査では異常がないのに妊娠出来ないこと。不妊で悩む方の1~2割が機能性不妊であると言われている。ただ機能性不妊は不妊原因が見落とされているだけで、腹腔鏡検査などの精密検査をすると原因が発見されることもある。原因が不明なままで効果的な治療がされず、タイミング療法のみで人工授精や体外受精へのステップアップを迷い時間が経過してしまうこともある。不妊の検査は施設によってどこまで行うか異なり、詳しく調べるところもあれば、簡単に済ませてしまう施設もある。実際に「腹腔鏡検査」等も精密検査をすれば、原因不明の不妊は10%程度以下になると考える医師も。
逆行性射精
逆行性射精とは、精液が外に射精できないで、膀胱に向かって逆流してしまうこと。精液が膣内に放出されないので、不妊の原因になる糖尿病や脊髄の損傷、特定の薬の副作用、経尿道的前立腺切除術後が原因として挙げられる。4割が糖尿病、そのほか疾患や手術といった割合とされている。
逆行性射精は、精液の一部だけが放出される「不完全逆行性射精」と、全く精液が放出されない「完全逆行性射精」がある。不完全逆行性射精の場合は「少し量が少ないだけ」と放置してしまう可能性がある。
プソイドエフェドリン、フェニレフリン、クロルフェニラミンなどの薬を服用することで、3割近い改善効果があるといわれるが、早期の妊娠を望む場合は、膀胱内の精子を回収して人工授精か体外受精、顕微授精を行なう。
クラミジア感染症
日本では感染者数が100万人以上と最も多いSTD(性感染症)の一つで、感染しても症状を感じにくく、気づかないままパートナーへうつしてしまうことがある。
女性の場合、不妊症や子宮外妊娠の原因となりますが、クラミジアに感染したからといって、すぐに不妊症になるわけではなく、放置すると子宮頚部から腹腔内へと進展し、子宮付属器炎や骨盤内炎症性疾患も発症する。しかし、無症状である場合が多く、卵管障害や卵管性不妊症が判明して、はじめて診断されるケースもある。不妊で受診して初めてクラミジア感染に気づく例もある。分娩時にクラミジアに感染していると、産道を通過するときに新生児に感染することがある。
クロミフェン
一般的に良く使用される、経口薬の「排卵誘発剤」のこと有名なクロミッドの他にも、セロフェン、オリフェン、フェミロンなどの製品名がある。視床下部の脳下垂体に働きかけ卵胞刺激ホルモン(FSH)や黄体形成ホルモン(LH)の分泌を促す。
クロミフェンの効果は、排卵誘発率が70~80%程度となり、そのうち妊娠率は10~30%と考えられている。クロミフェンの副作用は、OHSS(卵巣過剰刺激症候群)の発症率は0.4~5%程度、双子などの多胎妊娠の確率は2~5%程度。
またクロミフェンには、数周期以上に渡り使用すると、頸管粘液の減少、子宮内膜が薄くなる副作用が起きることがある。
頸管性不妊
子宮頸管粘液の分泌が不十分な子宮頸管粘液の分泌不全、子宮内膜の炎症(クラミジア・HPVの感染や子宮内膜症など)、抗精子抗体の存在が原因の不妊。
子宮頸管に上記の症状がある場合、精子が卵管へ向かって上がっていくことができませんので受精できません。通常、膣内は菌の増殖を防ぐために酸性の状態になっていますが、精子を受け入れるためにアルカリ性である頸管粘液が分泌され精子が活発に動くように働きかけます。子宮頸管粘液の分泌量が十分でない場合、精子が子宮頸管を上がっていくことができません。抗体で精子を死滅させてしまう「抗精子抗体」と呼ばれるものを持っている方もいます。つまり、体内に入ってきた精子を異物とみなして攻撃してしまうということ。これも頸管性不妊と呼ばれ、子宮頚管性不妊症の一つ。子宮頸管粘液不全にはエストロゲンを増やすため、卵胞ホルモンの薬であるプレマリンを内服するほか、エストラダームという貼り薬を使う治療法などが一般的。他にも排卵誘発剤を注射し、卵胞を育ててエストロゲンの分泌を促す治療法もある。子宮頸管の炎症の場合は、抗生物質を用いた薬物療法で炎症を抑える治療となる。抗精子抗体の場合は抗精子抗体は変動するためもタイミング法や人工授精により妊娠することがあるが、年齢によっては体外受精を奨める場合が多い。
顕微授精(ICSI)
顕微授精は、男性不妊治療(無精子症、精子無力症)の治療法。顕微授精(ICSI)は、1個の精子を直接卵細胞質内に注入する事で、精子の運動率や形態に関係なく受精が成立する。体外受精では卵子に精子を振りかけて自然に受精するのを待つが、顕微授精は顕微鏡で見ながらピペットを使って卵子の中に直接精子を注入。今まで体外受精(IVF-ET)とでも妊娠が難しかった夫婦の画期的な方法として、現在では、顕微授精といえば、ほとんどが「ICSI(イクシー)」のことを指している。一般的に、人工授精や体外受精で妊娠できないカップルが、顕微授精へステップアップする。顕微授精はすべて自己負担となり、病院や処置内容によって異なるが、1回当たり30~50万円はかかる。
抗精子抗体
抗精子抗体が女性の体の中で作られてしまった場合に,不妊の原因になる。主に子宮頸管粘液で発生し、まれに子宮腔、卵管内、卵胞液内にも出現。特殊な例では男性の体内に発生することもある。
抗精子抗体は精子の運動能力を落とし停止させるが、抗精子抗体は受精の過程までが問題で、状況によっては自然妊娠も可能な場合もあるが、多くの場合。体外受精(IVF)などで妊娠可能。
抗精子抗体検査は5,000円~10,000円程で採血だけでわかりますが、結果判明に1~2週間かかることが多い。
高プロラクチン血症
プロラクチンは脳下垂体から分泌されるホルモンで、乳汁分泌ホルモンともいわれ、生殖、排卵、妊娠、授乳などと深い関係がある。授乳期に排卵を抑制し次の妊娠を抑えるのも、プロラクチンの働きによるもの。授乳期でないにもかかわらず何らかの原因で沢山分泌されるのが、高プロラクチン血症で、排卵障害や着床障害、流産の原因になることがある。ピル・胃潰瘍の薬・抗うつ剤・降圧剤などを長期間服用し、ホルモンバランスが乱れて高プロラクチン血症となる場合があります。ストレスがかかる事でプロラクチンが高くなることもあり、ストレス対策も大切とされます。
採卵
体外受精(IVF)の際、卵巣内から卵子を取り出すことで採卵方法にも様々な方法があります。経膣超音波装置に筒のようなアタッチメントを取り付け、そのアタッチメントに採卵専用の針を差し込み、超音波でモニターしながら膣内に装置を挿入し卵胞液ごと卵を吸引します。時間は10~20分ほどです。
体外受精では成長した卵胞が必要になるため、排卵を促すためにhCGやGnRHアゴニスト製剤排卵誘発剤が使われます。
口から飲む「経口」と鼻に吹きかける「点鼻」、血液に直接入れる「注射」の3つの形式に分類されます。個人差はありますが、排卵誘発剤の注射hMG/rFSHでは痛みを伴う人もいます。
採卵できる卵の数は卵巣刺激の方法にも影響しますが、数個~10個程度のことが多いようです。通常採取した卵の全てに媒精(受精を促すこと)を試みます。
子宮
女性の膣の奥にある生殖器官で厚い筋肉の壁でできた袋状の構造をしている。幅が4cmから5cm程度となっていて、骨盤内に膣の上端とつながって存在する。子宮の上端部を子宮底、下部を子宮頸(部)と呼ぶ。通常は上下の大きさが6cmから8cm程度であるが妊娠すると40センチ近くにもなります。受精卵が着床するのは子宮底の場合が多い。
子宮の内膜を覆っているものを「子宮内膜」といい、月経開始から排卵後まで、順調に厚くなっていきます。そして妊娠が成立しないと周期には、子宮内膜が生理として剥がれ落ちるのです。子宮はデリケートな器官で「子宮筋腫」「子宮内膜症」「子宮内膜ポリープ」「子宮内膜ガン」など婦人科系の病気が知られています。

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