不妊の原因と対策

第14回レーザーリプロダクション学会に出展

第14回レーザーリプロダクション学会に出展しました。

大人の青汁が、第14回レーザーリプロダクション学会に出展

2019年3月17日(日)メインテーマが「統合医療の中心にレーザーを」というレーザーを使ったAHAと胚生検とLLLTについてシンポジウムが福岡市で開催されました。

大会長は、福岡で人気の古賀文敏ウイメンズクリニック院長の古賀文敏先生です。

レーザーを使った生殖医療をはじめ、栄養療法、鍼灸、漢方、サプリメントの第一人者が集い、200名近くの医師、看護師、培養士など不妊治療、妊活に関する方が集まりました。

また、公開講座として、腸内フローラで有名な藤田紘一郎先生、JR九州一部上場を導かれた、JR九州会長の唐池恒二様の講演がありました。

大人の青汁も、企業協賛として出展し、200名の関係者にサンプルをお渡しいたしました。

レーザー治療(LLLT)って不妊治療でどんな効果があるの?

レーザー
治療で不妊に効果
現在、不妊治療は検査で問題がない年齢による卵子のアンチエイジングも大きな関心事項になっています。

そのため、生活習慣、食習慣の見直し、レーザー治療、鍼灸、栄養療法などによるアプローチも求められています。

「レーザー治療」といえば、むだ毛処理・除去用のレーザーや、婦人科でも腹腔鏡手術などのイメージがあり不妊治療とレーザーはまだ一般的にはあまり知られていないかもしれません。

しかし、不妊治療で使用するレーザーは「低レベルレーザー(Low Level Laser Therapy)」と呼ばれ、脳や骨盤内、手足などの血行を高め、精神的にもリラックスできることから、卵子の質の改善、子宮内膜の肥厚、着床率のアップなどの効果が期待されています。

“またレーザー治療を受けたい!”という患者さんが多い理由

レーザーを不妊治療の、、統合医療の中心に

不妊治療で使われ低レベルレーザーは、まったく痛みがなく、体を傷つけない治療法です。 基本は左右の頸部(首)へ6分ずつ合計12分、さらに腹部へ6分間レーザー照射し、合計20分ほどと短時間で受けられます。

レーザーを照射することで副交感神経が優位になり、緊張状態やストレスがほぐれ、とてもリラックスでき、血流改善の効果やホルモンバランスが整っていくなど、精神面と身体面の両方に高い効果を発揮するのが特長です。

また、子宮など腹部へレーザーを照射することで、骨盤内の血流が良くなり、子宮内膜が厚くなる、着床率が高まるなどの効果も得られます。

実際に、体外受精を5回以上、繰り返してもうまくいかなかった方が、レーザー治療を始めたことで妊娠に至ったケースもあり、治療も気持ちよくリラックスした状態になることから「またレーザーを受けたい」という患者さんが多いと言われる治療法です。

レーザーでの不妊治療のきっかけとは

第14回日本レーザーリプロダクション学会プログラム

不妊や生殖医療に関する学会はいくつかありますが、日本レーザーリプロダクション学会とはどういった学会なのでしょうか?簡単にご紹介します。

レーザーリプロダクション学会は、2008年3月まで山王病院院長を歴任され、現在、杉山産婦人科の名誉院長をされている、不妊治療の権威である井上正人先生と、世界的に著名なレーザー医学のパイオニアである、大城クリニックの大城俊夫先生によって設立された学会です。

大城俊夫先生のもとで他の目的で、レーザー治療をしていた閉経直後の女性に「月経が再開した」、という驚きの事実、偶然をきっかけに、レーザーの生殖医療に関する効果を考えることを目的として2006年に設立されました。

詳しくは、レーザーリプロダクション学会のWEBサイトをご覧ください。 、レーザーリプロダクション学会のWEBサイト

積み重ねが、皆さまのハッピーに繋がりますように!

学会ではこんなキレイな華も

これまで、当社でも妊活、不妊治療に関するイベントやセミナーなどに出展したり、ドクターにお話を伺ってきました。

今回の学会では、あらたにレーザーによる不妊治療アプローチや栄養、整体、鍼灸、漢方など多方面からのアプローチのことを学びました。

また、他の出展されている企業からも情報を提供いただきました。

特に、コンタクトのTOPメーカーであるメニコンさんは、妊活サプリの開発も浅田クリニックさんと一緒にされているだけでなく、運動精子を分別する遠心フリーの運動精子選別装置など興味深い製品を出展されていました。

大人の青汁も、妊活をサポートする製品として、「赤ちゃんがほしい」と願う皆さまに寄り添い、よりよい製品をお届けできるよう努力を重ねていく必要性を改め感じました。

妊活、不妊治療に「魔法」とか「正解」はないのかもしれません。 多くの専門家が日々、研究を重ね、一歩一歩進化しています。 この積み重ねが、皆さまのハッピーに繋がりますように!

2018年4月22日(日)  「第3回こうのとりフォーラム」

2018年4月22日(日)  「第3回こうのとりフォーラム」開催概要

毎回大好評の「こうのとりフォーラム」が2018年も福岡市で開催されます。 


「大人の青汁」も昨年に引き続き出展いたします。


 妊活中の方の情報提供や交流の場で、下記のように福岡で著名な不妊治療クリニックの院長の講演だけでも3本あります。

その他にも、不妊治療体験談を交えたイベントが多数あります。


お申し込みや参加費は不要となっておりますので、お気軽にご参加いただけます。

 大人の青汁ブースでは、「男性も妊活できる」「夫婦で妊活できる」「ミトコンドリアのケア」をテーマに試飲やサンプルなどを準備してお待ちしております。

「第3回こうのとりフォーラム」

 
日時:2018年4月22日 日曜日 午前10時30分~16時30分  


場所:レソラNTT夢天神ホール  
福岡市中央区天神2-5-5  

主催:株式会社ラ・シゴーニュ 

共催:福岡市不妊治療専門相談センター  
後援:福岡県、福岡市、福岡県助産師会 等 
協力: イオン九州、資生堂ジャパン、TMエンタープライズ

 
基調講演 10:50~11:50 蔵本ウイメンズクリニック  蔵本武志 院長 

「妊娠・出産のための基礎知識から高度生殖医療の現状まで」

特別講演 14:35~15:20 井上善レディースクリニック  井上善仁 院長 
「不妊患者だった医師からのアドバイス」

特別講演 15:35~16:20 古賀文敏ウイメンズクリニック  古賀文敏 院長
「妊娠体質に変わる栄養セラピー~卵子の老化に負けない栄養医学」

出展ブース

男の妊活style以外もたくさんの妊活関連のブースが出展しています。

 
  • 妊活ザクロ屋
  • 「ざくろの雫」の試飲と特別価格での販売

     
  • 株式会社メニコン
  • 妊活サプリ「プレグナ」の試供品(3日分)の配布

     
  • 株式会社LIFEBOX
  • 妊活女性の保険の紹介

     
  • イオン九州株式会社
  • オーガニック商品の紹介

     
  • 一般社団法人 日本妊活協会
  • 妊活情報の提供

     
  • はぐくみプラス
  • 当日のお楽しみ

     
  • スマプレザッカテン
  • 障がいのある若者の就労支援「スマプレプラス」から素敵な手作り品の販売

     
  • ひろえ歯科医院
  • クイック妊活歯科健診(1回100円)
    過去の開催状況

  • 第1回こうのとりフォーラム
  • ◆日時: 2016年3月27日(日) 10:00~17:00 ◆場所: 天神イムズ9階 イムズホール

     
  • 第2回こうのとりフォーラム
  •  (主催:Tree of one ラ・シゴーニュ事務局) ◆日時:2017年3月26日(日)10:00~17:00 ◆場所:天神イムズ 9階 イムズホール

    第2回こうのとりフォーラムの状況はコチラからご覧いただけます

    不妊の原因と不妊治療

    不妊は避妊しないで1年以上妊娠しない状態

    妊娠したいけど

    妊娠したい、赤ちゃんが欲しいと思った時に、気になるのが不妊ではないか?ということ。

    そもそも不妊とはどういう状態の事をいうのでしょうか?

    日本では、避妊しないで妊娠を希望する性生活を行った場合は、およそ1年以内に80%、2年で90%、3年で93%が妊娠するといわれています。 (年齢を考慮していないデータなので、個々によって差があると思われます)

    世界保健機関(WHO)では、妊娠を希望して、避妊をしていないのに12ヶ月以上にわたって妊娠しない場合や、妊娠を一定期間以上維持することができない状態のことと定義しています。

    日本でも、2015年に日本産科婦人科学会がこの期間を2年から、「1年以内に妊娠に至れない状態」と変更しています。

    不妊の原因

    不妊症の原因としては、女性の側の原因・男性の側の原因・男女共通の原因があり、それぞれにいくつかの原因が考えられます。

    検査で原因が不明の場合も10%以上とされています。

    女性の不妊は卵管・子宮など

    女性側の原因として「子宮内膜症」や「クラミジア」などの卵管性不妊は約10%といわれます。

    排卵に問題があるケースは全体の約20%を占めています。また「多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)」という卵胞がたくさん育つものの、排卵が行われないという病気である場合もあります。

    子宮筋腫や子宮内膜ポリープ、子宮奇形など子宮に関係する要因は15%程です。

    その他にも頸管粘液や卵管内に精子の運動を妨げる精子不動化抗体という抗体が分泌されていて、精子を動けなくさせてしまう場合もあります。

    女性の不妊原因は卵管や子宮に原因がある場合が多い
    男性の不妊は精子と射精に問題
    精子の運動率が悪いと妊娠しない

    一方で、男性側の不妊症の原因は、大きく分けると「射精」と「精子」の2つに分けられます。

    「射精」には勃起が充分でないED(勃起障害)や腟内射精ができないといったことが含まれます。

    「精子」が原因のものとしては、精液中の精子の濃度が低い乏精子症、精液中に精子が存在しない無精子症、精子の運動率が50%未満と低い精子無力症などの造精機能障害があります。

    →:男性が普段の生活で気を付ける3つの事

    不妊治療

    病院やクリニックは、怪我をした、頭が痛いとか、風邪を引いた、お腹が痛い等、何か気になる症状があって、医師や看護師などが検査や治療を行いますが、不妊治療は最終目的が妊娠・出産なので、どこか痛いとか不快感があるといった症状がない場合が多いのが異なる点です。

    不妊の原因となる症状があっても原因を完全に取り除かなくても人工授精、体外受精など補助生殖医療(ART)で、妊娠・出産可能な場合もあります。

    不妊の原因が検査などで分かっている場合は、原因に対する治療を行う事で妊娠につなげる方法と、タイミング療法、人工授精、体外受精とステップアップしていく2つの組み合わせが選択されます。

    不妊治療はタイミング指導から人工授精、体外受精、顕微授精などのステップがある

    出典:ivf-asada.jp

    病院や環境によっても選択肢が異ってくることもあり、答えは一つではないことや病院によっても治療方針が異なります。

    どのような不妊治療を選択するかは年齢や考え方にもよって変わってきます。

    原因が多岐に亘る場合もあり、特定が難しいのも不妊治療の難しいテーマです。

    精子も卵子も異常がないのに受精できない時もあるし、細胞分裂しないこともあります。

    排卵があっても、卵子が入っている袋(卵胞)の中の卵子がすでに変性していることもあります。

    不妊の原因に関しては、妊娠に至る過程の段階での何らかの障害があると想定します。 それを排卵障害とかピックアップ障害、受精障害、卵管障害、着床障害といった呼び方をします。

    また、卵自体の問題もあります。卵の質が落ちていて、赤ちゃんまでいけない卵、染色体異常がいっぱい発生する場合もあります。

    不妊で悩んでいる方は、妊娠できないのはなぜか、どこが悪いか、何が原因かということを気にします。

    しかし、不妊に関しては、検査の結果は正常だったり、仮に何か見つかっても、本当の原因までは特定できないことも多くあります。 何かしらの原因があって、そのプロセスで障害が起きているのですが、今の医学ではまだ全部解明させていないのです。

    前述の繰り返しにもなりますが、原因が解明されなくても、妊娠、出産というゴールにたどり着くこともありますので、検査の結果が悪くても悲観せずにあらゆる方法を探し、チャレンジすることで妊娠・出産された方も多くおられます。

    不妊治療の病院・クリニックを選ぶには

    妊活を始めたい方や、検査で不妊の原因がわかった場合など、自分にあった病院選びはとても重要な分岐点です。

    本屋でも入手できる、妊活専門誌にも多くの不妊治療の病院が掲載されていますし、インターネットや口コミなど数多くの情報があります。

    これまでに不妊治療を行った事がある方は、「治療実績」や「自宅や職場からの距離」などで通信しているパターンが多い。 これは、妊活をしている方の多くが仕事をしていることもあるようです。

    ただ、不妊治療を専門にしている病院もそうですが、婦人科も人気の病院やクリニックは、待ち時間も長く、事務的な対応で合ったりすることもあり、期待した親身になって相談に乗ってもらえない等の理由で病院を変える事もあります。

    不妊治療は、一度言って終わりではなく、長い付き合いになる場合が多いので、病院を選ぶ時には、治療実績や通院のしやすさもポイントですが、医師やスタッフが信頼できるか、話しやすいか、親身になってくれるかなど、不妊治療をストレスなく行う上でのコミュニケーションも重要です。

    最近は、病院やクリニックが不妊治療の勉強会や講習会を開催している場合も多いので、一度、参加して雰囲気や話し方、親しみやすさを確認してみるのも良いと思います。

    • 2018.12.13
    • 15:47

    妊娠しやすくするには

    妊娠しやすくするには?

    妊活で赤ちゃん

    不妊治療と妊活の違い

    妊活や不妊治療という言葉は、テレビや雑誌でも取り上げられることも多くなりました。

    妊娠を希望する方にとって興味深いテーマです。妊活と不妊治療と妊活は似ていて共通する面もありますが、大きく違う点もあるのでちょっと整理することから始めたいと思います。

    妊活は、「妊娠の知識を身につけること、夫婦ともに、心身の健康状況を把握し、妊娠しやすくするための体作りや生活スタイルを整えること」であるといえます。

    一方で、不妊治療とは、不妊の夫婦が、医療機関で薬や高度生殖医療技術で妊娠にむけて治療行為を行うことであるといえます。

    どちらも妊娠する、出産するという目的は同じですので、混合しがちですし、特に男性は妊娠や女性の体についてよく知らないという方も多く、いつでも妊活すれば赤ちゃんを授かることが可能だと思っている男性も少なくありません。

    できれば人工授精や体外受精といった医療機関にかからず自然に妊娠したいと思いながら、現代社会は、女性の社会進出、働き方改革、その他、晩婚化などによって出産する方の年齢は上がっていきます。

    自然に妊娠できる確率は年齢と共に低くなり、特に35歳頃を過ぎると急激に妊娠する確率が低くなり、妊娠した場合も流産や赤ちゃんへの影響も増加します。

    だから、妊娠を目指す夫婦は、早く、妊活や検査を受けることが奨められてます。これは、妊娠、出産を希望している女性だけでなく、男性も同じです。今回は、「妊娠しやすくする」ということで様々な事項を男性編・女性編・夫婦で一緒に編と分けて紹介していきたいと思います。

    妊活も不妊治療も出来るだけ早めに

    現在、第1子を出産した女性の5人に1人が35歳以上だといわれています。

    晩婚化の影響ともいえますが、結婚に年齢の制限はありませんし、ライフスタイルの変化や社会状況もあります。

    しかし、年齢が高くなるという事は卵子も老化していき、流産などリスク要因の確率も年齢と共に急激に上昇します。ダウン症などの染色体異常児が生まれる可能性や、胎児や母体に影響のある病気にかかりやすくなるなども高くなります。

    妊娠、出産のリスクは年齢と共に高くなるのことがわかり、出来るだけ早く妊活に取り組む必要がある、場合によっては病院での検査が必要かも?と考える女性も増えてきました。

    胎児への影響ということでは、「葉酸」が必要ということで、妊活=葉酸というイメージを持っている方も多いのですが、妊活=葉酸ではありません。

    葉酸も胎児への健康という意味では大切ですが妊娠しやすいカラダつくりを忘れてはいけません。

    自然妊娠を希望するのであれば、夫婦の排卵日前後の性行為も大切です。

    妊活というのは、個々によって取り組む内容、不足しがちな栄養、環境が異なりますので、一概には言えない面もありますが、妊娠やすい体つくりという事は共通であると言えます。

    女性だけでなく、男性も、また、妊娠は夫婦の共同作業でもありますので、

    妊活・不妊治療で使う用語(2)

    子宮筋腫
    子宮の筋肉にできる良性の腫瘍(こぶ)です。筋腫は、子宮を作っている筋肉「平滑筋」の細胞が増えることでできます。初潮前や閉経後の子宮には、子宮筋腫が発現していないため、女性ホルモンであるエストロゲンが原因に関わっているのではないかと考えられています。
    子宮筋腫は良性の腫瘍なので、生命を脅かすものではありません。放置していると10kgを超えるような大きさまでになることもあります。子宮内膜にできる粘膜下筋腫と筋層内の筋腫は不妊の原因になりやすい。
    子宮内膜症
    原因不明の不妊症のうち、半分は子宮内膜症によるものとさえいわれています。不妊症の診察にいって、子宮内膜症が発見されることも多い。子宮内膜とよく似た組織が、卵巣や卵管など子宮以外の場所で、エストロゲンの作用によって増殖と剥離を繰り返す症状。進行して卵巣の中で子宮内膜症が増殖した場合には、卵巣の内部がチョコレート色の血液でいっぱいになるチョコレートのう腫になります。 さらに癒着が、卵管や卵巣、子宮だけではなく、膀胱や直腸、小腸など骨盤の中にある臓器全体に広がっていくと、月経時以外でも腰痛や下腹部の痛みがひどくなり、日常の生活にも支障をきたすようになります。子宮内膜症は、エストロゲンという女性ホルモンの影響で起こる病気なのでエストロゲンの働きを抑えてしまうのがホルモン療法も用いられます
    腹腔鏡手術では、卵巣のチョコレートのう腫も、卵巣を残してのう腫だけを摘出することが可能になっています。開腹手術に比べて体の負担が少なく、回復が早いことが利点です。ただ、ふつうの手術でも腹腔鏡手術でも、卵巣や子宮を残せば再発の危険性は残されます。
    子宮卵管造影(HSG)
    子宮腔内に造影剤を注入し、子宮内部や卵管に異常がないか、主に卵管の通りが良いかをX線で撮影する検査です。両方の卵管が閉塞していれば、通常の夫婦生活はもとより、人工授精を行っても妊娠できません。不妊検査では比較的初期に行われ、軽度の癒着ははがれてしまうともいわれ、通りが少し悪いような程度であれば、検査の後に妊娠する場合が多々あり、検査後3~6ヶ月を妊娠しやすい時期・ゴールデンタイムと言うこともあります。
    射精不全
    男性の性機能障害(勃起不全・成功障害・射精不全)のうちの1つで、挿入は出来ても途中で柔らかくなってしまうなどで女性の膣内に射精できない状態。中折れや遅漏ともいわれます。射精不全は思春期のマスターベーションによる影響や精神的な要因が大きいとされます。加齢による性欲の減少も影響しています。強いマスターベーションをやってきた場合は、行動療法で徐々に弱い刺激で射精できるように訓練したり、ヨヒンビンなどの薬物治療やEDとの関連がある場合はED治療薬を使用する場合もあります。
    習慣流産
    妊娠が成立したあと,続けて流産を3回以上の流産を繰り返す場合の事をいいます。2回流産を繰り返した場合は、不育症や反復流産とし治療の対象となる場合もあります。
    流産を起こした原因を調べると,7割~8割が偶発的な染色体異常が原因で,育ちようがなかった場合のようです。しかし何回も繰り返す習慣流産の場合には,全てが偶発的な染色体異常であるとはいえないケースもあるようですが判断は非常に難しいとされています。
    受精
    精子と卵子と結びつくこと。男性から女性の膣内に射精された沢山の精子が、子宮口から子宮頸管→子宮→卵管と進んでいき、自然淘汰されながら卵子の細胞膜と透明帯を溶かして、排卵された卵子と最初に結びついた精子1個で受精卵となります。
    一般的には、性交により女性の膣内に射精された数億個の精子は、受精までの過程で約99%は死滅し、卵管内に到達できる精子は100~200個とされています。あくまで数字上の事で鵜が排卵日に性交しても、1回あたりに卵子と精子が受精する確率は10~20%となります。
    女性ホルモン
    女性ホルモン(じょせいほるもん)とは、性ホルモンのうち、女性の卵巣でつくられるエストロゲン(卵胞ホルモン)と黄体でつくられるプロゲステロン(黄体ホルモン)の総称である。
    人工授精(AIH)
    排卵日に精子を直接、子宮内に注入器で注入する方法です。一般的にはタイミング療法で妊娠しなかった場合に、次のステップとして考えられています。精子を排卵日の当日朝に採取し洗浄、濃縮し良好な精子を子宮に注入します。人工授精にはスイムアップ法、遠心分離法、精液静置法やパーコール法、精子洗浄濃縮法などがありますが、スイムアップ法が多くの病院で使われているようです。遠心分離法で選ばれた精子に培養液を加えて、上澄みに浮遊した良好な精子を採取する方法のスイムアップ法では精子の運動率を高める効果がありますが、精子の総数を減らしてしまうという欠点もあります。
    精液検査
    不妊の原因は男性にあることも多く、性機能障害や精子、精液の検査をすることもあります。精液検査には精液量、精子濃度、運動率、運動の質、精子の形態などを調べる一般精液検査と、さらに詳しく調べる特殊な精液検査があります。
    特殊な精子機能検査は、一般精液検査で問題があった場合などに、アクロビーズテスト、精子膨化試験、精子生存試験、抗精子抗体検査などを受ける事があります。
    一般の精液検査は、泌尿器科や男性不妊クリニックなどでの採取室で行います。3日前後の禁欲期間の後に、マスターベーションで精液を採取します。病院、クリニック以外でも自宅で採取して、20~30度に保った状態で2時間以内にクリニックで検査すれば同様の結果が得られることが多いと言われています。
    しかし、男性の精液は体調などによって大きな差異が出る事も多いので、数値の結果が一度悪くても、再度検査をしたら問題ない数値となることもあります。
    精索静脈瘤
    男性の睾丸上部に流れる静脈の異常肥大(こぶ)で、精子異常、精巣萎縮につながる。
    男性の15%、男性不妊患者の20~40%に精索静脈瘤が認められ、古くから男性不妊の原因となる病気して知られています。
    精索静脈瘤の98%は左側の陰嚢に発症し、自覚症状は陰嚢部の重圧感、不快感、鈍痛、陰嚢上部がミミズ腫れ・怒張・鬱血など。
    精索静脈瘤は、睾丸上部に流れる静脈の血流障害でこぶができ、睾丸温度の上昇を引き起こし、精子を作る働きに悪影響をおよぼすといわれています。エコーで陰嚢の状態を確認した上で、医師が手で睾丸を触って診断が行われ、手術を行なうことで所見が改善される傾向がありますが、症例が変わらなかったという報告もあります。
    精子無力症
    精液検査で、複数回検査しても精子の運動率が低い状態で特に50%未満の場合、精子無力症と診断されます。WHOが2010年に改訂した精液所見の基準値では、精子の運動率は総運動率40%以上、前進運動精子32%以上とされています。自然妊娠しやすい精子濃度は1mlあたり4,000万個以上、総運動率は50%以上とされています。精子は、鞭毛を動かし前進すますので、運動率の低さ、高速で前進して泳ぐ元気の良い精子の割合が低いと、妊娠しにくくなります。
    先天的な原因の他、前立腺炎やおたふく風邪による精巣炎、高熱、精索静脈瘤、などが原因になっているケースもあります。また長期間の禁欲も精子の運動率を低下させます。
    精子の運動率の改善が確実に望めるような効果的な治療法はありません。総運動率50%前後の軽度の精子無力症の場合、八味地黄丸、補中益気湯といった漢方やLカルニチン製剤、コエンザイムQ10などを用いた非ホルモン療法を試みながら定期的に精液検査を行い、改善しているかどうか様子をみる場合もあります。
    明確な原因のない、中度や重度の精子無力症の場合には顕微授精(ICSI)は、有力な受精方法と言われています。
    生殖補助医療技術(ART)
    生殖補助医療(ART)は、(IVF)や顕微授精(ICSI)はじめとする、近年進歩した新たな不妊治療法で、生殖医療技術、高度生殖医療、生殖補助医療と呼ばれることもあります。
    代表的なものでは、体外受精・胚移植(IVF-ET)は、未受精卵を体外に取り出し、精子と共存させる(媒精)受精卵を、数日間培養した後に、子宮に移植します。(胚移植)。
    体外受精では受精が起こらない男性不妊の治療のため、卵子の中に細い針を用いて、精子を1匹だけ人工的に入れる。
    セカンドオピニオン
    直訳では第二の意見という意味ですが、治療の進行状況、次の段階の治療選択などについて、主治医とは違う医療機関の医師に「第2の意見」を求めることです。
    がんや心臓病のように治療法が、日進月歩している領域では、治療法の選択肢が多岐にわたるため、専門家でさえどのような治療法にしたらその患者にとって一番いいのか、判断に困り他の医師に意見を求めることもあります。
    不妊治療は、地域によって専門家も少ない場合もあり現状難しい面もありますが、医師によって治療方針が異なる場合もあります。セカンドオピニオンで治療の選択が広がる場合もあります。インフォームド・コンセント(説明と同意)を認識している医師は治療法を決定するのは患者や家族であることを十分に認識しているので、セカンドオピニオンにも理解があるとされます。
    染色体異常
    染色体とは、遺伝子情報が詰まった細胞の核ひとつひとつにあるもので、個々で異なります。通常23対46本あります。染色体異常は、ダウン症と呼ばれる21トリソミー(21番染色体が3本ある)、トリソミー(重複、3本組)、モノソミー(欠失)などの種類があります。妊娠の初期段階で着床が安定せずに起こる化学流産の原因ともされています。ダウン症は生存率の高い染色体異常ですが、染色体異常の多くは妊娠が継続できずに流れてしまいます。染色体異常は親から引き継いだものは少なく、生殖細胞の発生か受精卵発生の過程で生じることが多いと考えられています。母親が出産する年齢が上がるとともに21トリソミー発生リスクもあがり、30歳で1/952、35歳で1/400、40歳で1/106、45歳で1/30とのデータもあります。しかし染色体異常が起こる原因はわかっていません。
    習慣流産の場合は3~8%に染色体異常が認められるというデータがありますが、一部ではその予防も可能が性的されていますが、治療法は、はっきりしたものがありません。
    造精機能障害
    精液中の精子の濃度が低い乏精子症、精液中に精子が存在しない無精子症、精子の運動率が50%未満と低い精子無力症など、精巣内で精子を造る機能に障害があるばあいをいいます。男性不妊の原因の約80%~90%は、造精機能障害ですが、その半分以上が原因不明です。原因が分かっている中で最も頻度が高い精索静脈瘤で36%程です。
    造精機能障害はその半数以上が原因不明で確立された予防法は少ないですが、喫煙や慢性的なアルコール摂取、サウナなどの高温環境が造精機能に悪影響を及ぼします。
    又、男性不妊の専門医でも意見が分かれるところですが、精子濃度が1mlあたり300~500万個の場合、人工授精が可能と言われています。それ以下の場合でも生きている精子があれば顕微授精で妊娠出来る可能性があります。また、射精した精子の中に精子がいないなど無精子症と診断されても、精巣内の精子を取り出して顕微授精を行う事で妊娠が可能になっています。
    また、乏精子症では薬物療法として、ビタミンB12(メチコバール)、 ビタミンE(ユベラ)、ビタミンC(シナール)、補中益気湯、八味地黄丸、牛車腎気丸、カリクレイン、コエンザイムQ10、亜鉛が有効な場合もありますが、すべての乏精子症に有効とは言いがたいのが現状です。
    体外受精(IVF-ET)
    女性の卵巣から採取した卵子と男性の精子を体外の培養器内で受精させる方法。両側卵管閉塞や重度男性不妊などの一般治療で妊娠が難しい場合、一般不妊治療(タイミング法、人工授精)を続けても妊娠しない時に体外受精にステップアップするケースが多いようです。膣から卵巣に針を刺して体外へ採り出した卵子に、精子をふりかけて受精させ、この受精卵を培養し、子宮内に戻す治療法で高度生殖補助医療(ART:Assisted Reproductive Technology)のひとつです。体外受精の成功率は、産婦人科学会の報告では25%前後となっています。が実施する施設で技術や設備によって違いがあり、確率は大きな開きがあります。費用は30~70万と高額で施設や内容によって大きく異なりますし健康保険が利きません。最近では行政からの補助金なども一部あります。
    タイミング法
    医療介入度が最も低い妊活、不妊治療のファーストステップともされるタイミング法。
    正確に予測された排卵日に合わせて夫婦生活を持ち、妊娠を期待する方法。
    基礎体温を参考に自分でタイミングを図る方法だけでなく、実際には正確な排卵日はつかめない事も多く、超音波検査やホルモン検査などを参考に、医師が排卵日を推測、指定された日にセックスを行うタイミング指導もあります。この場合、超音波検査で卵胞のサイズを測ったり、排卵検査薬(尿中LH検査薬)や排卵誘発剤を使用する場合もあります。その後ヒューナーテストや黄体ホルモンの分泌量を血液検査で調べたり、超音波検査で子宮内膜の厚さが十分かどうかもチェックするなど自力と違い、医師が行うタイミング指導は排卵の前から後まで細かくサポートがあり、医師にタイミング指導(排卵日の指定)をしてもらう事で妊娠する人は少なくありません。一方でタイミング法では男性側の心理面で難しい面も指摘されています。
    多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)
    卵巣に起こる排卵障害の一種で、卵巣の被膜が硬く、卵胞が発育するのに時間がかかり排卵が困難になる症状です。簡単にいうと卵巣の中に、排卵できなかった未熟な卵がたくさん残ってしまう病気です。不随して起こる症状であるプロゲステロン(排卵促進、卵胞の黄体化促進)の分泌低下とアンドロゲン(男性ホルモン)の分泌増加により、子宮体癌を発生させるリスクを高めるとも言われています。
    月経に問題があると分かった時点で、早めに婦人科への受診を行う必要があります。
    多嚢胞性卵巣は様々な原因があり、肥満を伴わないPCOSは日本女性の26%を占めますが、はっきりとは解明はされていません。現在、内分泌異常、卵巣の形態的変化、副腎の問題、遺伝子説、あるいは糖代謝の異常などが考えられています。クロミフェン、HCG-FSH療法やホルモンを投与、腹腔鏡下卵巣焼灼術という外科的治療法などがありますが、根本的な治療は確立されておりませんがIVMなど研究が進んでいます。
    男性不妊
    男性不妊は、不妊の原因が男性によるもので、WHOによる統計では、男性のみに不妊の原因ある場合が24%、男女ともが24%、不明が11%と報告されており、約48%前後が男性原因と分かった。
    精液中の精子の濃度が低い乏精子症、精液中に精子が存在しない無精子症、精子の運動率が50%未満と低い精子無力症などの造精機能障害の他、何らかの原因により性行為もしくは射精が不能で女性の内性器に精液を送ることができない性機能障害も男性不妊に原因となる。
    男性不妊を調べる精液検査では、精子の量や運動率などを調べることで、自然妊娠が可能か人工授精や顕微授精などが最適化を判断していきます。ただし精子はストレスや食生活など日常生活の影響を大きく受けますので、検査は数回行う事が多いです。
    着床障害
    受精後に受精卵が子宮に着床できない状態。着床したものの長続きせずに流産してしまった化学流産も着床障害とされます。
    体外受精や顕微授精で良質な受精卵を複数回子宮に戻しても妊娠できない場合も、着床障害の可能性があります。着床障害の原因ははっきり解明されていない部分もありますが、ホルモンバランスの乱れや、子宮筋腫、子宮内膜ポリープ、黄体機能不全、子宮内膜癒着など子宮の病気が原因の場合があります。子宮に問題が見つからなかった場合は、受精卵が染色体異常などの問題を抱えている可能性も含めて検査を続けることになります。
    チョコレート嚢腫
    卵巣チョコレート嚢胞や子宮内膜症性卵巣嚢胞と呼ばれることもある、卵巣の中に嚢胞ができて、古くなった子宮内膜が溜まっていく病気です。
    小さいものは、低用量ピル、やジエノゲスト等のホルモン療法で対処し様子をみる場合もありますが、5cm以上の場合、開腹手術や腹腔鏡手術を行います。いずれの手術においても卵巣ごと摘出する全摘術と、嚢胞だけを摘出して卵巣実質を残す核出術がありますが、妊娠を望む場合は、腹腔鏡手術となるようです。
    子宮内膜症は、月経が来る毎に月経痛が悪化したり、それ以外でも下腹部痛や腰痛、骨盤痛などが慢性的に現れたり、性交時や排便時に痛みを感じたりとします。チョコレート脳腫は他の部位にできる子宮内膜症よりも痛みが強いといわれています。
    テストステロン
    アンドロゲンに属するステロイドホルモンで、男性ホルモンの一種で精巣から分泌され、骨や筋肉の強化や維持をはじめ、血液をつくる働き、動脈硬化の予防、元気な精子を作るのに重要な働きをします。下垂体から分泌される性腺刺激ホルモンと視床下部から分泌される黄体形成ホルモンにより調節されます。
    女性も副腎や卵巣でテストステロンを分泌していて、血中テストステロン値で比べると、男性の5~10%です。
    PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)の女性は、テストステロンが過剰分泌されてしまい「高アンドロゲン血症」となり排卵障害の原因となることがあります。
    女性の性欲障害に関する研究で、性交時に血中濃度のピークを迎えるよう、あらかじめ性交の数時間前にテストステロンを単回投与した女性の性的感覚や性欲が有意に上昇したというデータがあり、女性向けバイアグラと話題になった海外の薬剤は、女性向けテストステロン製剤のようです。
    凍結胚移植
    体外受精や顕微授精では、受精卵を培養して子宮に戻す「胚移植」が行われますが、胚移植の方法には「新鮮胚移植」と「凍結胚移植」の2つがあります。凍結胚移植は、体外受精で出来た良好な受精卵(胚)を凍結保存して移植する方法。
    排卵誘発を行った周期は誘発剤の影響で、子宮内膜が薄かったり、卵巣が腫れていたり子宮が移植に適さない状態である場合が多いです。
    胚を一旦凍結すれば、短くても1か月は子宮を休ませることができ、採卵周期移植に比べて凍結胚移植は着床率が高くなり、流産率も低くなるとされています。
    胚移植(ET)
    体外受精で(IVF)で受精卵(胚)を子宮内に移植すること。
    受精卵は胚と呼ばれ、細胞分裂を始めます。3日程で4細胞くらいになり、状態よってG1からG5のグレードにわけられ、子宮内に移植します。
    胚移植から2週間後前後で結果がわかります。胚移植は、採卵3~5日後に経膣的に子宮内へ移植する方法が一般的ですが、凍結胚移植といった方法などがあります。
    配偶子卵管内移植(GIFT)
    腹腔鏡でカテーテルを操作して卵子と精子を受精前の状態で卵管采から注入する治療法です。卵子と精子が自然な環境に近い卵管内で受精するため、体外受精に比べやや妊娠率が高いといわれていますが、受精を確認できないデメリットもあります。腹腔鏡を用いた不妊治療法としては、他にもZIFT (接合子卵管内移植)があります。
    GIFT(配偶子卵管内移植)が卵子や精子を卵管内に戻すのに対して、ZIFT (接合子卵管内移植)は、受精卵を卵管内に戻すという違いがあります。
    排卵障害
    排卵が規則正しく行なわれていない状態の事で、無月経や生理不順など、女性不妊の原因の約3割が排卵障害といわれています。ホルモン環境や卵胞、卵巣など原因は様々です。
    ストレスといった心因性の原因や多嚢胞性卵巣症候群、高プロラクチンも排卵障害の要因です。
    病院やクリニックでは、排卵誘発剤でクロミッドなどを処方することが多いようですが、重度の場合、クロミッドなどでは排卵が出来ないことも多く、HMGという注射での治療が選択されることもあります。
    その他、太りすぎ、痩せすぎが原因で排卵障害になる事もあるので、生活習慣の改善が必要です。ダイエットでストレスを溜めたり、栄養バランスが崩れたりしないよう考えた食事を心がけるようにしましょう。
    ホルモンバランスの改善や自律神経の乱れの解消、血流や気の流れの改善などには漢方やサプリもよく使われています。
    胚盤胞移植(BT)
    体外受精の方法の1つで、受精卵を5~6日ほど培養して、胚盤胞まで成長させた後に子宮に移植する方法です。初期胚移植より、受精卵が成長した段階になっているので着床しやすいというメリットがあります。初期胚移植で着床できなかった場合に、胚盤胞移植へと進むことになりますが、費用が高いデメリットあります。
    排卵誘発剤
    卵胞を育て卵巣を刺激して排卵を起こさせる薬で、クロミッドという商品名が知られています。経口薬の排卵誘発剤は他にも、セロフェン、オリフェン、フェミロンが良く使用されます。これらの排卵誘発率は70~80%前後です。一方、子宮内膜が薄くなる、頸管粘液が減少するなどの副作用もあるので、排卵誘発率の服用中は慎重に検討する必要があります。経口の排卵誘発剤で効果が見られないときに、HMG注射薬に移行するのが一般的ですが、卵巣が過剰に刺激されることで卵巣が腫れて、お腹の張りや腹水、胸水、呼吸がしづらさなどの卵巣過剰刺激症候群(OHSS)が出ることがあります。軽症の場合は安静でよくなることもありますが、重症になると入院して治療が必要になります。
    排卵誘発剤では、多胎妊娠も心配されますが、その確率は、クロミッドなど排卵誘発剤時で5%以下、HMG注射による排卵誘発時で、20%程度といわれます。
    不育症
    妊娠は可能だけど、流産、死産や新生児死亡などを繰り返してしまうことです。
     妊娠22週未満で3回以上流産する習慣流産はと同じような意味ですが、妊娠22週以降の死産や生後1週間以内の新生児死亡は含まれません。不育症はより広い意味で用いられています。
    厚生労働省による不育症の研究データでは、子宮の形が悪い子宮形態異常が7.8%、甲状腺の異常が6.8%、両親のどちらかの染色体異常が4.6%、抗リン脂質抗体症候群が10.2%、凝固因子異常として第XII因子欠乏症が7.2%、プロテインS欠乏症が7.4%とされています。しかし流産・死産の原因になっているかは、未だ研究段階です。
    フーナーテスト
    性交後12時間以内に子宮頚管の粘液内にある精子の状態を確認するための検査です。不妊治療や検査の中の比較的初期に実施される検査です。粘液中に精子がいない場合、無精子症や抗精子抗体、子宮頚管炎、射精障害などが疑われることもあります。
    閉塞性無精子症(OA)
    無精子症には、閉塞性無精子症と非閉塞性無精子症があり、閉塞性無精子症は精子の造成過程には問題はないものの、射精までの通過経路に障害がある場合で無精子症のうち20%前後が該当します。非閉塞性無精子症は、精子が作られていない状態です。
    精液検査や泌尿器科での触診やホルモン検査で閉塞性無精子症と診断されても、精路再建手術や精子の成熟停止でさえなければ精巣内もしくは精巣上体から精子を採取し、顕微授精(ICSI)で妊娠も期待できます。
    乏精子症
    精液検査やフーナーテストで、精液中の精子濃度が低い状態で、1mlの基準は1500万以下の場合を乏精子症とされ、男性不妊の大きな原因の一つです。
    • 軽度・・・1,500万個以下
    • 中等度・・・1,000万個以下
    • 重度・・・5,00万個以下
    精子の数は環境や体調により変わるので、1回の診断では判断できず、何度か検査しますが精子濃度1500万/ml以下の場合に、乏精子症と診断されます。
    原因には、精索静脈瘤、おたふく風邪による精巣炎、ホルモン分泌異常(LH、FSH)、染色体異常、喫煙などの生活習慣などがあげられますが、原因不明のケースも多いです。
    高度乏精子症では顕微授精になりますが、人工授精や薬物療法で改善する場合があり、ビタミンB12(メチコバール)、 ビタミンE(ユベラ)、ビタミンC(シナール)、補中益気湯、八味地黄丸、牛車腎気丸、カリクレイン、コエンザイムQ10、亜鉛が有効な場合もありますが、すべての乏精子症に有効とは言いがたいのが現状です。
    勃起不全(ED)
    性交障害、射精障害とおなじく性交が出来ない性機能障害の代表が勃起不全。
    完全に勃起出来ない状態だけなく、勃起するのに時間が掛かってしまう状態や勃起はするけれど、持続することが困難な場合もEDとされます。
    満足いく性交が出来ないことで男性不妊の原因にもなります。
    EDの割合は40代で20%、50代で40%と決して珍しい病気ではありませんし、最近はストレスが原因で20代、30代の男性も増加しています。通常の勃起は、視覚や触覚などの五感で性的刺激を受け、脳から神経を介して陰茎に伝わると、陰茎海綿体(いんけいかいめんたい)の動脈が大きく拡がり血液が流れ込みます。しかし動脈硬化で血管に障害がある場合には、陰茎海綿体(いんけいかいめんたい)の動脈が拡がらないため、十分な量の血液が流れ込まず、EDとなります。糖尿病、高血圧、脂質異常症などの生活習慣病にかかると、EDになるリスクが高くなります。
    妊活や不妊治療においては心因性のEDになる事も指摘されています。
    卵管障害
    卵管が詰まった状態を卵管閉塞、細く狭くなる状態を卵管狭窄といい、卵子が精子と受精できない状態の卵管の障害。 卵管は、卵巣から子宮に伸びる1mm前後の細い管なので卵管障害では、受精卵が子宮にたどり着いて着床できないため、治療しないと妊娠することが難しくなります。骨盤腹膜炎、穿孔性虫垂炎、子宮内膜症、子宮外妊娠、クラミジアが原因菌となっているケースが多い卵管造影検査を受けて、初めて卵管障害に気づく方が多いようです。卵管機能を回復させるための卵管形成手術として、顕微鏡下手術(マイクロサージャリー)や腹腔鏡下手術(ラパロスコピー)、卵管鏡下手術(FT)などの治療法で卵管が回復すれば、人工授精や自然妊娠も可能となります。左右の卵管に詰まりの症状がある場合、体外受精を検討する場合もあります。
    卵子
    精子と結びつき、様々な過程を経て赤ちゃんに育つ卵のことです。卵子は非常に特殊な細胞で、1人の女性が排卵される卵は月に1個、生涯で400~500個といわれています。
    卵子を育てる袋(卵胞)には、原始卵胞というものがあり、女性は生まれる時に原始卵胞を卵巣に約200万個蓄えていますが、月経のはじまる思春期頃には、約170万個から180万個が自然に消滅し、妊娠を考える齢の頃には約20~30万個まで減少します。
    思春期以降も1カ月に1,000個くらい減り、毎日何十個も減っています。
    卵子の寿命は精子よりも短く、排卵後12時間~36時間と言われ、加齢やストレスで卵子が老化していれば寿命は短くなります。卵子が老化して寿命が短くなると、精子が元気であっても受精や着床する確率が低下します。
    卵子の老化については研究が進められ、ストレスが良くないことも分かっていますが、老化卵子の核を若い卵子の細胞質内に移植する治療法である卵細胞質置換などの研究も進んでいます。
    卵巣過剰刺激症候群(OHSS)
    排卵誘発で過剰に卵胞が刺激されることが原因で、卵巣が膨れ腹水や、ときに胸水などの症状が起こることをOHSS(卵巣過剰刺激症候群)と呼びます。
    経口剤のクロミフェン療法で発症することは少ないようですが、PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)のhMG-hCG注射療法ではOHSSや多胎妊娠の発症頻度が10%程度と高くなるほかにも、多胎妊娠が30%程度と言われます。特に痩せ型の人や若い人も発症リスクが高いようです。排卵誘発剤は妊娠率を高めるために使用されますが、副作用があることを治療前からきちんと知っておくことが大切です。
    卵胞
    卵胞は女性の卵巣の中に入っている卵子が入っている袋状のものです。思春期の頃になると、卵胞刺激ホルモン(FSH)によって1つの卵胞が成熟され(主席卵胞)、黄体化ホルモン(LH)が急激に分泌されるLHサージから24~36時間ほどで主席卵胞が2センチ程度の大きさになるころに排卵します。月経の度に毎月約1,000個の卵胞が減少していきますが、10個前後が成長して、最も成長した1個の卵胞だけが排卵します。
    卵胞刺激ホルモン(FSH)
    脳下垂体前葉から分泌されて卵巣を刺激し、卵胞を育てる女性ホルモン。
    卵巣を刺激して卵胞を成熟させる働きをする女性ホルモン。月経開始ころからFSHが脳下垂体から分泌されることがきっかけで、卵巣内の卵胞が成長していきます。
    卵巣は加齢にともない老化します。卵巣年齢が若い場合、FSHの刺激で十分に卵胞が育ち成熟しますが、卵巣の反応性が低い老化した卵巣では常に大量のFSHで卵巣を刺激しないと卵胞が育たず成熟しません。生理周期2~3日目のFSH値は、その人の卵巣の働きが良いか悪いかを知る目安となります。
    卵胞の排卵段階になると、同じく脳下垂体から分泌されるLH(黄体化ホルモン)が大量に分泌されてLHサージが起こり、卵子が排卵されます。
    リコンビナントFSH(rFSH)
    リコンビナントとよばれるバイオ技術を活用して製造された尿由来ではない100%純粋な排卵誘発剤。「フォリスチム」「ゴナールF」は保険適応。クロミッド等組み合わせて使用されることも多い。自己注射も認められている。
    従来のhMG製剤やFSH製剤であるゴナピュール、フォリルモンは、安価な反面、FSHが高濃度となっている閉経後の女性の尿から精製されているので、不純物やロット間でのばらつきがあるというデメリットがあった。

    妊活・不妊治療で使う用語(1)

    アシステッドハッチング(AHA)
    体外受精で使われる着床率の向上を期待する方法。
    体外受精で、グレードのいい胚を移植してもなかなか着床しない場合に行われます。
    通常、受精した胚は細胞分裂が進み、透明帯からハッチングし、子宮内膜に着床します。その透明帯は胚の体外培養や凍結融解、あるいは加齢によって硬化する事もあるので。受精卵の表面に穴を開けたり薄くしたりして、胚のハッチングを促し、床率の向上を期待します。
    アンチミューラリアンホルモン(AMH)
    AMHや抗ミュラー管ホルモンといわれる、発育過程にある卵胞から分泌されるホルモン。
    血中AMH値で卵巣内にどれぐらい卵の数が残っているか、卵巣予備能の目安となる評価指標で、不妊症治療で注目されてきている。
    AMHの数値は卵の数の目安であって、質や順調に育つかは年齢に相関します。卵子の老化は実年齢に比例しますので、同じAMHの値であっても、年齢が高くなればなるほど反応は悪くなります。産まれたばかりのときは200万個の原始卵胞が存在すると言われています。これが思春期には30万個、そして50歳ぐらいの閉経間際には1,000個以下となり卵巣の機能は停止します。
    アンドロゲン
    テストステロン男性ホルモンの総称。
    男性性器の発育、骨格や筋肉の形成、性欲の高ぶり、精子の製造などに深く関わるホルモンです。
    男性不妊の治療では、アンドロゲンの中でも精巣で産出される「テストステロン」と呼ばれるホルモンの補充療法が行なわれることがあります。
    女性でもアンドロゲンが過剰に分泌されることがあり、COS(多嚢胞性卵巣症候群)など排卵障害を引き起こし不妊原因になることがあります。
    アクロビーズテスト
    体外受精の際に行われる精子の受精能力を調べる検査の一つです。
    受精するために、精子の先体が変形して酵素を放出し、卵の周りにある卵丘細胞や透明帯を破壊して侵入する、先体反応が起きるか否かを調べる検査で精子の受精能力が分かります。
    精子の受精能力が乏しい場合には、体外受精を行っても、せっかく採取した卵も受精できない可能性が高くなりますので顕微授精が必要になります。
    黄体形成ホルモン(LH)
    黄体形成ホルモン(LH)黄体形成ホルモン(LH)は、脳の下垂体から分泌されるホルモンで、卵巣内の卵胞が発育した時に卵胞を排卵させる働きがあります。排卵直前になると急激に大量分泌されます。この現象をLHサージといい卵胞の成熟・排卵・黄体形成に関与し、卵胞刺激ホルモン(FSH)と協力して働きます。
    この2つの数値が低いと、卵子の成熟?排卵までのサイクルがうまくいかなくなり、妊娠しづらくなります。
    医師によるタイミング法では、LHサージと卵胞の大きさ、子宮内膜の厚さなどで排卵を予測します。排卵時に黄体形成ホルモン(LH)の代用として、ヒト絨毛性ゴナドトロピン(HCG)を注射することがあります。
    黄体化非破裂卵胞(LUF)
    卵胞は、18~22mmに達すると女性ホルモンの上昇に呼応した黄体形成ホルモンの上昇。いわゆるLHサージによって、卵胞破裂、排卵に至りますが、基礎体温が上昇しても実際は卵胞が破裂していない状態を黄体化非破裂卵胞(LUF)といいます。卵子が残っている状態で卵胞が黄体化してしまい、黄体ホルモンが分泌されるので基礎体温は高温期を示します。排卵が起こっていないので妊娠することはありません。
    クラミジア感染や術後癒着、卵巣表層に存在する厚い莢膜細胞層、多嚢胞性卵巣症候群、子宮内膜症性嚢胞などや、LHサージを阻害するような高プロラクチン血症があっても、卵胞は破裂しにくくなりますが、原因不明不妊(機能性不妊)の一因と考えられています。
    黄体機能不全
    卵巣の中で卵胞が十分に発育すると脳下垂体から卵巣に向けて黄体化ホルモンを分泌します。通常、黄体は子宮に向けて黄体ホルモンを分泌し、子宮内膜を厚くするなどの妊娠の準備を促し妊娠しやすい状態となりますが、黄体機能が不全ですと、子宮内膜の形成が不完全で、着床しにくい、妊娠しても流産しやすいなどの問題が起き、結果的に妊娠しづらくなる場合があり、この状態を黄体機能不全といいます。黄体機能不全には、自覚症状はありませんが、基礎体温をつけると、黄体機能不全が疑われる波形が現れます。
    黄体機能不全の治療は、その症状や程度によって異なりますが、基本的な考え方としては、卵胞の発育過程に問題がある卵胞発育不全の場合は、排卵前に「クロミフェン」を服用して卵胞の成熟を促します。黄体期にプロゲステロンなどの黄体ホルモンを補う薬を投与して、黄体機能の維持を図ることもあります。
    エストロゲン
    エストロゲン(卵胞ホルモン)エストロゲン(卵胞ホルモン)は、主に卵巣から分泌される女性ホルモン。
    • 卵胞の成熟を促進させる
    • 子宮内膜を肥厚させ着床しやすい環境を整える
    • 頸管粘液の分泌を促し、精子の侵入をサポートする。
    • 妊娠中に分泌量が増加し、乳腺を発達させ産後の母乳生成を促す。
    妊娠に関して上記の働きをするだけでなく、妊娠や出産に直接関わらない面でも、破骨細胞を減らして骨芽細胞を増やす働きで骨粗しょう症を防いだり、LDLコレステロールの増加を抑え、動脈硬化予防にも働くなど重要な働きをするホルモンです。
    植物の中には、エストロゲンと似ている生理作用を持つ植物エストロゲンもあり、大豆などに含まれるイソフラボンは弱いエストロゲン作用から更年期障害や2型糖尿病の改善に効果があるといわれているが、厚生労働省がサプリメントや添加物としてのイソフラボンの過剰な摂取に注意を呼びかけている。
    カウフマン療法・ホルモン療法
    カウフマン療法は、月経不順や採卵後に、不足しているホルモンを補い、規則的な月経周期、排卵周期を取り戻すために、規則的な月経周期を人為的に作り出して、ホルモン欠落症状が起こらないようにする治療法。通常の低温期に当たる時期に、卵胞ホルモン(エストロゲン)を投与して、高温期に当たる時期に、卵胞ホルモンと黄体ホルモン(プロゲステロン)を投与します。
    カリクレイン療法
    男性不妊の薬物療法の一種で、精子の造精機能を高めるため代謝改善剤であるカリクレイン錠は1日に3錠から9錠を内服します。カリクレイン剤には血液循環を高める作用があり、精子の運動能力の改善に処方されます。
    男性不妊で処方される薬は、カリクレインの他に、酵素剤のATP(アデホス)、コエンザイム Q10(ノイキノン)、ビタミン剤のビタミンB12(メチコバール)、葉酸(フォリアミン)、抗酸化剤のビタミンE(ユベラ)、ビタミンC(シナール)、グルタチオン(タチオン)、微量元素の亜鉛、セレン、カルニチン製剤のLカルニチン、アセチルLカルニチンがあります。その他にも漢方薬では「補中益気湯」「八味地黄丸」「牛車腎気丸」「柴胡加竜骨牡蛎湯」などがよく使われます。
    カンジダ膣炎
    女性なら誰にでも起きるポピュラーの病気の1つで、かゆみがあり白いチーズのようなおりものが特徴。感染症ですが「性感染症」とは異なり、性行為が全くなくても発症するのが特徴。妊娠、病気や疲労などでカラダの抵抗力が弱まると繁殖して炎症を起こします。
    放っておくと外陰部まで炎症が起きることもあります。薬を服用するか膣座薬を入れて治療をすれば簡単に治ります。
    基礎体温
    女性が一番エネルギーを使っていない、寝ているだけの基礎代謝だけの体温のこと。寝ているときの体温を自力で毎日測定するのは不可能なので、目覚めた後、身体を動かす前の最も安静時の体温を測ります。女性の体温は、病気や重いストレスがあるときなどを除けば、ほぼ0.3~0.5度の間で周期的に変化しています。
    基礎体温を毎日測定し記録し、体温の変化を計ることで、排卵の有無や月経の時期、妊娠しやすい時期など、身体の状態を把握することができます。月経周期開始から排卵までは低温相になり、排卵後は高温相をとなります。妊娠すると高温相の状態がずっと続きます。
    奇形精子症
    奇形精子症とは、精液の中の精子の96%以上で精子の形に異常がある場合をいい男性不妊の原因とされる。精子の奇形率というのは、精子の頭部が変形していたり、小さかったり、とんがっていたり、球形であったり、理想の精子の形と異なっている割合を指している
    最近は精子奇形率とは言わず、正常形態精子率(正常な形をした精子の割合と言う意味です)が使われる。
    特殊な染色液で射出精液中の精子を染めて形態を観察するクルーガーテストで、正常とされる精子が15%以上あれば自然妊娠も期待できるが、4%未満の場合は奇形精子症と診断される。不妊治療では、正常形態精子が4%未満の奇形精子症の場合、精子を選択し顕微授精(ICSI/イクシー)を行いますが、体外受精(IVF)から試みたり、年齢によっては人工授精(AIH)からスタートしたりすることも。
    機能性不妊
    夫婦ともに、不妊検査では異常がないのに妊娠出来ないこと。不妊で悩む方の1~2割が機能性不妊であると言われている。ただ機能性不妊は不妊原因が見落とされているだけで、腹腔鏡検査などの精密検査をすると原因が発見されることもある。原因が不明なままで効果的な治療がされず、タイミング療法のみで人工授精や体外受精へのステップアップを迷い時間が経過してしまうこともある。不妊の検査は施設によってどこまで行うか異なり、詳しく調べるところもあれば、簡単に済ませてしまう施設もある。実際に「腹腔鏡検査」等も精密検査をすれば、原因不明の不妊は10%程度以下になると考える医師も。
    逆行性射精
    逆行性射精とは、精液が外に射精できないで、膀胱に向かって逆流してしまうこと。精液が膣内に放出されないので、不妊の原因になる糖尿病や脊髄の損傷、特定の薬の副作用、経尿道的前立腺切除術後が原因として挙げられる。4割が糖尿病、そのほか疾患や手術といった割合とされている。
    逆行性射精は、精液の一部だけが放出される「不完全逆行性射精」と、全く精液が放出されない「完全逆行性射精」がある。不完全逆行性射精の場合は「少し量が少ないだけ」と放置してしまう可能性がある。
    プソイドエフェドリン、フェニレフリン、クロルフェニラミンなどの薬を服用することで、3割近い改善効果があるといわれるが、早期の妊娠を望む場合は、膀胱内の精子を回収して人工授精か体外受精、顕微授精を行なう。
    クラミジア感染症
    日本では感染者数が100万人以上と最も多いSTD(性感染症)の一つで、感染しても症状を感じにくく、気づかないままパートナーへうつしてしまうことがある。
    女性の場合、不妊症や子宮外妊娠の原因となりますが、クラミジアに感染したからといって、すぐに不妊症になるわけではなく、放置すると子宮頚部から腹腔内へと進展し、子宮付属器炎や骨盤内炎症性疾患も発症する。しかし、無症状である場合が多く、卵管障害や卵管性不妊症が判明して、はじめて診断されるケースもある。不妊で受診して初めてクラミジア感染に気づく例もある。分娩時にクラミジアに感染していると、産道を通過するときに新生児に感染することがある。
    クロミフェン
    一般的に良く使用される、経口薬の「排卵誘発剤」のこと有名なクロミッドの他にも、セロフェン、オリフェン、フェミロンなどの製品名がある。視床下部の脳下垂体に働きかけ卵胞刺激ホルモン(FSH)や黄体形成ホルモン(LH)の分泌を促す。
    クロミフェンの効果は、排卵誘発率が70~80%程度となり、そのうち妊娠率は10~30%と考えられている。クロミフェンの副作用は、OHSS(卵巣過剰刺激症候群)の発症率は0.4~5%程度、双子などの多胎妊娠の確率は2~5%程度。
    またクロミフェンには、数周期以上に渡り使用すると、頸管粘液の減少、子宮内膜が薄くなる副作用が起きることがある。
    頸管性不妊
    子宮頸管粘液の分泌が不十分な子宮頸管粘液の分泌不全、子宮内膜の炎症(クラミジア・HPVの感染や子宮内膜症など)、抗精子抗体の存在が原因の不妊。
    子宮頸管に上記の症状がある場合、精子が卵管へ向かって上がっていくことができませんので受精できません。通常、膣内は菌の増殖を防ぐために酸性の状態になっていますが、精子を受け入れるためにアルカリ性である頸管粘液が分泌され精子が活発に動くように働きかけます。子宮頸管粘液の分泌量が十分でない場合、精子が子宮頸管を上がっていくことができません。抗体で精子を死滅させてしまう「抗精子抗体」と呼ばれるものを持っている方もいます。つまり、体内に入ってきた精子を異物とみなして攻撃してしまうということ。これも頸管性不妊と呼ばれ、子宮頚管性不妊症の一つ。子宮頸管粘液不全にはエストロゲンを増やすため、卵胞ホルモンの薬であるプレマリンを内服するほか、エストラダームという貼り薬を使う治療法などが一般的。他にも排卵誘発剤を注射し、卵胞を育ててエストロゲンの分泌を促す治療法もある。子宮頸管の炎症の場合は、抗生物質を用いた薬物療法で炎症を抑える治療となる。抗精子抗体の場合は抗精子抗体は変動するためもタイミング法や人工授精により妊娠することがあるが、年齢によっては体外受精を奨める場合が多い。
    顕微授精(ICSI)
    顕微授精は、男性不妊治療(無精子症、精子無力症)の治療法。顕微授精(ICSI)は、1個の精子を直接卵細胞質内に注入する事で、精子の運動率や形態に関係なく受精が成立する。体外受精では卵子に精子を振りかけて自然に受精するのを待つが、顕微授精は顕微鏡で見ながらピペットを使って卵子の中に直接精子を注入。今まで体外受精(IVF-ET)とでも妊娠が難しかった夫婦の画期的な方法として、現在では、顕微授精といえば、ほとんどが「ICSI(イクシー)」のことを指している。一般的に、人工授精や体外受精で妊娠できないカップルが、顕微授精へステップアップする。顕微授精はすべて自己負担となり、病院や処置内容によって異なるが、1回当たり30~50万円はかかる。
    抗精子抗体
    抗精子抗体が女性の体の中で作られてしまった場合に,不妊の原因になる。主に子宮頸管粘液で発生し、まれに子宮腔、卵管内、卵胞液内にも出現。特殊な例では男性の体内に発生することもある。
    抗精子抗体は精子の運動能力を落とし停止させるが、抗精子抗体は受精の過程までが問題で、状況によっては自然妊娠も可能な場合もあるが、多くの場合。体外受精(IVF)などで妊娠可能。
    抗精子抗体検査は5,000円~10,000円程で採血だけでわかりますが、結果判明に1~2週間かかることが多い。
    高プロラクチン血症
    プロラクチンは脳下垂体から分泌されるホルモンで、乳汁分泌ホルモンともいわれ、生殖、排卵、妊娠、授乳などと深い関係がある。授乳期に排卵を抑制し次の妊娠を抑えるのも、プロラクチンの働きによるもの。授乳期でないにもかかわらず何らかの原因で沢山分泌されるのが、高プロラクチン血症で、排卵障害や着床障害、流産の原因になることがある。ピル・胃潰瘍の薬・抗うつ剤・降圧剤などを長期間服用し、ホルモンバランスが乱れて高プロラクチン血症となる場合があります。ストレスがかかる事でプロラクチンが高くなることもあり、ストレス対策も大切とされます。
    採卵
    体外受精(IVF)の際、卵巣内から卵子を取り出すことで採卵方法にも様々な方法があります。経膣超音波装置に筒のようなアタッチメントを取り付け、そのアタッチメントに採卵専用の針を差し込み、超音波でモニターしながら膣内に装置を挿入し卵胞液ごと卵を吸引します。時間は10~20分ほどです。
    体外受精では成長した卵胞が必要になるため、排卵を促すためにhCGやGnRHアゴニスト製剤排卵誘発剤が使われます。
    口から飲む「経口」と鼻に吹きかける「点鼻」、血液に直接入れる「注射」の3つの形式に分類されます。個人差はありますが、排卵誘発剤の注射hMG/rFSHでは痛みを伴う人もいます。
    採卵できる卵の数は卵巣刺激の方法にも影響しますが、数個~10個程度のことが多いようです。通常採取した卵の全てに媒精(受精を促すこと)を試みます。
    子宮
    女性の膣の奥にある生殖器官で厚い筋肉の壁でできた袋状の構造をしている。幅が4cmから5cm程度となっていて、骨盤内に膣の上端とつながって存在する。子宮の上端部を子宮底、下部を子宮頸(部)と呼ぶ。通常は上下の大きさが6cmから8cm程度であるが妊娠すると40センチ近くにもなります。受精卵が着床するのは子宮底の場合が多い。
    子宮の内膜を覆っているものを「子宮内膜」といい、月経開始から排卵後まで、順調に厚くなっていきます。そして妊娠が成立しないと周期には、子宮内膜が生理として剥がれ落ちるのです。子宮はデリケートな器官で「子宮筋腫」「子宮内膜症」「子宮内膜ポリープ」「子宮内膜ガン」など婦人科系の病気が知られています。

    不妊の原因と男性ができること

    不妊の原因と男性ができること

    不妊で悩む夫婦は6組に1組

    原因の約48%は男性側

    不妊症に悩むご夫婦は6組に1組といわれ、何らかの不妊治療を受けている人は50万人以上と推測されています。(日本産科婦人科学会生殖補助医療)

    昔は「不妊は女性だけに原因がある」と言われていましたが、医学の進歩に伴って原因は男女ともに多岐に至ることが分かってきました。

    WHO(世界保健機構)による、不妊症カップル7,273組の調査によると、不妊原因の24%が「男性のみ」で「男女両方」を合わせると、約半数のケースは男性側にあることが分かりました。(精子の数が少ない・運動率が悪い等)

    男性が対応すれば女性の負担は軽くなる

    不妊治療は、一般にタイミング療法から人工授精、体外受精と“ステップアップ”していきますが、男性側の問題を早めに解決できれば、女性は体外受精のために卵巣刺激や採卵といった負担のかかる治療を受けずに済むかもしれません。

    男性の精液所見(精子数・運動率などの検査結果)が低いと判明しても、男性はプライドもあるし、ナイーブなので、治療に躊躇したり、またそれ以前に検査を受けることも抵抗があるという男性も多いようです。

    しかし、妊娠するためには、「元気な精子」とタイミングがとても大切になってきます。女性がどれだけ頑張っても、男性に「元気な精子」と「精液」と「届けるチカラ」がなければ妊娠は難しいのです。

    男性がきちんと精子の質と量の向上に努め、夫婦生活を排卵日に合わせて行うだけでなく、ストレスなく定期的に行うことで、女性の「精神的」「肉体的」負担が軽くなり、念願のあかちゃんに恵まれる可能性も高くなります。

    妊活に取り組むため男性が出来る事!

    1.食生活を改善する
    妊活の基本は食生活です。1日3食きちんバランス良く食べて、コレステロールの高いファーストフード・コンビニ食品は避けるようにしましょう。
    精子や精液を元気にするには亜鉛を多く含む食材も良いとされています。牡蠣やワカメや、魚に多く含まれています。
    同時に鉄分・ビタミンEなども同時に摂取すると、男性ホルモンの分泌が多くなり、精子の形成を助ける効果が期待できるともいわれます。
    ミトコンドリアの活性化には肉類やイワシなどの魚なども良いといわれます。ただし、摂り過ぎも良くないので、バランスの良い栄養素を摂ることを心がけましょう。
    2.アルコールを控え、禁煙する
    アルコールは適量であればリラックスできるので問題はありませんが、毎日晩酌をする習慣がある方、飲みすぎる方は控えめにしましょう。アルコールを分解する際に発生するアセトアルデヒドという物質が精巣内に増えると妊活に影響があるようです。
    喫煙は、精子の減少や運動率の低下、奇形率の増加といった問題を引き起こしてしまうので、不妊対策をお考えの方は禁煙しましょう。
    3.適度な運動を続ける
    適度な運動は、男性ホルモン「テストステロン」の分泌量を増加させる効果があります。
    テストステロンは精液を作るために欠かせないホルモンです。テストステロンの分泌量が増えれば、比例して精液の量を増やすことに繋がり、妊娠する可能性を高めます。
    4.育毛剤に気を付ける
    男性型脱毛症の治療薬の中で、フィナステリドを主成分とする治療薬は、男性ホルモンの作用を抑える働きがあるとされます。さらには、副作用として、性欲減退や精子数の減少、EDなどが起こることもあります。育毛剤を使用する際に医師に確認しましょう。
    5.早めに精液検査をする
    男性も医療機関へ出向き、早めに検査をしましょう。
    検査結果を知ることで、早めに対策を進めることができます。医師やパートナーとよく相談した上で、対策を進めていきましょう。あかちゃんが欲しいなら、男性も妊活。

    桑の葉とは

    桑の葉が注目されている理由があります!

    妊活の基本は、健康な体つくりが大切です。

    大人の青汁は、熊本県阿蘇地方、大分県竹田市の管理農場で生産された国産・無農薬・朝摘みされた、栄養をたっぷりと吸収した桑の葉を使用しています。

    桑の葉は、野菜不足が気になる方にもうれしい、ビタミン、ミネラル、アミノ酸をはじめ、妊活中の方が摂りたい栄養素がたっぷり含まれています。

    ケールやマカなどと比較しても妊活に大切な栄養が豊富に含まれていますので、コエンザイムQ10や亜鉛酵母、シトルリンと一緒に摂ることで自然な妊活を応援する自然素材です。

    ビタミン10種、ミネラル8種、アミノ酸18種 ケールをしのぐ栄養素 ケールをしのぐ栄養素 桑葉とケールの栄養成分比較

    マカやクラチャイダムと比較

    桑の葉を妊活や活力素材で知られるマカやクラチャイダムと比較したところ、ビタミンEはなんとマカの200倍、身体の基礎に大切なたんぱく質はクラチャイダムの5倍! 鉄分や食物繊維などその他の成分に関しても桑の葉が群を抜いて優れていることが分かりました。

    桑葉とマカとクラチャイダムの成分比較

    高品質な桑の葉

    桑畑イメージ

    お客様の口に入る青汁や健康食品は、安全、安心がとても大切です。大人の青汁は“品質と安全性”に一切妥協はしません。

    毎日安心してお召し上がりいただけることはもちろん、皆様の大切な方にも自信を持ってお勧めできる製品であるために、原料選定から製造、出荷までのあらゆる工程を厳重に管理しています。

    大人の青汁で使用している桑の葉の栽培地は、日本国内でも有数な自然環境が保たれている熊本県阿蘇地方や大分県竹田地方。自然そのままの土壌を活用した有機栽培農法を確立し、製薬会社管理のもとで栽培生産しています。

    更には、栄養の凝縮されている朝摘みされた新鮮な桑葉を、独自のスチームブランチング製法(製法特許第3437542号出願)で粉末化、栄養を逃さない工夫も。残留農薬や化学物質、微生物汚染などの有無を検査し、適切な製造管理と寝室管理で安全性を確保しています。

    保存料・甘味料不使用

    桑の葉をベースにした大人の青汁は、保存料、甘味料などは一切使用していません。

    デキストリン、還元麦芽糖、水飴、マルチトール、フラクトオリゴ糖、ガラクトマンナン(食物繊維)等を使用せず、桑の葉と抹茶の自然なおいしさを感じていただけます。

    男性の妊活-成分に関する論文

    男性不妊に関する成分の論文について

    コエンザイムQ10(CoQ10)、亜鉛(Zinc)、セレニウム(selenium)、カルニチン(L-carnitine)は、男性の妊活に関する論文報告が複数されています。

    ※男性の妊活に関する成分の論文一例

    CoQ10
    Nadjarzadeh A, Shidfar F, Amirjannati N, Vafa MR, Motevalian SA, Gohari MR, Nazeri Kakhki SA, Akhondi MM, Sadeghi MR. Effect of Coenzyme Q10 supplementation on antioxidant enzymes activity and oxidative stress of seminal plasma: a double-blind randomised clinical trial.
    Andrologia. 2013 Jan 7.doi: 10.1111/and.12062.
    Safarinejad MR, Safarinejad S, Shafiei N, Safarinejad S. Effects of the reduced form of coenzyme Q10 (ubiquinol) on semen parameters in men with idiopathic infertility: a double-blind, placebo controlled, randomized study.
    J Urol. 2012 Aug;188(2):526-31. doi: 10.1016/j.juro.2012.03.131. Epub 2012 Jun 15.
    L-カルニチン
    Abad C, Amengual MJ, Gosalvez J, Coward K, Hannaoui N, Benet J, Garcia-Peiro A, Prats J. Effects of oral antioxidant treatment upon the dynamics of human sperm DNA fragmentation and subpopulations of sperm with highly degraded DNA.
    Andrologia. 2013 Jun;45(3):211-6. doi: 10.1111/and.12003. Epub 2012 Sep 3.
    亜鉛
    Atig F, Raffa M, Habib BA, Kerkeni A, Saad A, Ajina M. Impact of seminal trace element and glutathione levels on semen quality of Tunisian infertile men.
    BMC Urol. 2012 Mar 19;12:6. doi: 10.1186/1471-2490-12-6.
    セレン
    Camejo MI, Abdala L, Vivas-Acevedo G, Lozano-Hernandez R, Angeli-Greaves M, Greaves ED. Selenium, copper and zinc in seminal plasma of men with varicocele, relationship with seminal parameters.

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